山田 それは、女子としてはすっごくうれしい。どんな味なんですか?
角濱 煎りごまを使っていると、香ばしくなってごま自体の味が主張されますが、これは煎りごまを使っていないので、香りが比較的立たない。さっぱりとした味わいなので、ほかの食材と合わせやすいんです。
山田 へ~。それで、今回「ONAKA PECO PECO」さんとコラボしたんですね。
角濱 はい。100年続く角濱の「ごまとうふ」の製法と伝統ですが、時代が変わって、お客様の趣味嗜好も変わっています。だからこそ、我々はよく「変わらないために変わる」と言うんですが、角濱の「ごまとうふ」の価値を変えないために自分たちが変わっていく。その活動の一環として、「ONAKA PECO PECO」さんとコラボして、ごま豆腐の新しい可能性を見つけたかったんです。
「角濱のごまとうふ」が織りなすメニューの数々
――ということで、実際に現在「ONAKA PECO PECO」で提供されているコラボメニューを試食してみましょう。
山田 やったー、じゃあ、まずはシンプルに冷奴的に食べる「角濱のごまとうふ」をいただきま~す。うわっ、めっちゃごま! でも、主張しすぎていなくて風味を楽しむ感じですね!
角濱 角濱の「ごまとうふ」は、風味を深く味わうためにわさび醤油で食します。吉野葛のおかげで、食感もとてもしっとり、ねっとりしているんです。ほかのごま豆腐では、このような感じにはならないと思いますよ。
――ほかにも、「ごまとうふと梅の山盛りチーズむすび」「ごまとうふとほわほわ卵の蟹汁」「白野菜と豚の蒸しゃぶ-麹ごまとうふソース添え-」「ごまとうふと甘酒のジュレッティ」といったラインナップを楽しむことができます。
山田 ジュレッティも超おいしー!! それに、どれもごま豆腐のいろいろな表情を見られて素敵です! おいしくてキレイになれて健康になれるなんて、最高ですね。
角濱 私も、今回のコラボでいろいろ勉強させてもらいました。たとえば、それまでは梅とは合わないのかと思って敬遠していましたが、「ごまとうふと梅の山盛りチーズむすび」で梅との相性の良さに気付きました。和歌山は梅の名産地でもあるのに、なんで今まで気付かなかったんだろう……(笑)。
山田 こういったアレンジを加えることで、若い人にも受け入れられやすそうですね!