ユニクロをメインブランドに据えているファーストリテイリングは、今や日本が世界に誇るアパレルメーカーとなり、実に業界で世界第3位にまで躍進を遂げている。実際、海外も含めたユニクロの総店舗数は2173店(国内822店、2019年5月末時点)にも達しているのだ。
近年は特に海外進出を積極的に行っており、今年10月、インドにも初出店予定で、現時点でインドに3店舗出店することが決定しているという。ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏は、「ユニクロは、インド市場でのビジネスに注力します。(中略)今後、インドの人々に手頃な価格で、高品質なLifeWear商品をお届けすることを大変楽しみにしています」と語り、強い自信をのぞかせている。
そんなユニクロ、ベーシックなデザインがメインでファッションに詳しくない人でも着こなしやすいというイメージがあるが、実はユニクロ商品のなかには、着こなしが難しく、着る人によってはダサくなりがちな服も少なくないのである。
ということで今回は、「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が「この秋、買ってはいけないユニクロの服5選」をセレクト。そして、恋愛コラムニストで10年以上のファッションライター経験もある堺屋大地氏に、なぜおすすめできないかを解説してもらった。
【この秋、買ってはいけないユニクロの服5選】
今回、以下の3つを基準として選定した。
・ファッションビギナーが着るとダサくなる可能性が高いこと
・“最先端のおしゃれ”すぎて一般ウケしない場合があること
・無理に若ぶっているように見えるなどして女子ウケが悪いこと
ウルトラライトダウンジャケット/5990円(税別、以下同)
軽さと薄さが注目を集め、数年前から空前の大ヒット商品となっているウルトラライトダウンジャケットのアップデート版。耐久撥水加工をプラスし、ディテールも洗練している。中身は90% ダウン、10% フェザー。カラーバリエーションはグレー、ブラック、レッド、グリーン、ブルー、ネイビーの6色展開。
「正直言うと、このアイテム自体に罪はないというか、コスパも抜群のいいアイテムだとは思います。特に今季は襟がきれいに立ち上がるように改良が加えられ、オシャレ度も増していますしね。では、なぜ『買ってはいけない』のかというと、これまでに定着したイメージが悪すぎるから。大ヒットした弊害ともいえますが、街中にこのウルトラライトダウンジャケットを着た人が溢れかえり、特にファッションに無頓着なオジサンがこぞって着ていたため、ダサいイメージが定着してしまっているんですよね」(堺屋氏)