スパイシー辛辛豚らーめん/278円
「辛辛魚らーめん」で有名な名店「井の庄」と、濃厚豚骨がウリの名店「一笑」が、ダブル監修を務めたファミマとのコラボ創作ラーメン。「辛辛魚らーめん」が大ヒットした流れを汲んでの発売となったのだろうが、残念ながら「辛辛魚らーめん」と比べると味が劣るとの声が多数あがっている。
言うまでもないかもしれないが、辛いものが得意でない方は要注意。大ヒットした「辛辛魚らーめん」も辛いものが苦手な人は悶絶するほどだが、この「スパイシー辛辛豚らーめん」も、それに匹敵する辛さだ。
実食した感想としては、ノーマルの状態でもかなりの辛さだが、付属の「後入れかやく入スープ」を投入すると、辛さレベルはさらにアップ。半分入れただけでも衝撃的な辛さになるので、辛さに耐性がある方でも様子を見ながら少しずつ入れたほうがいいだろう。辛辛シリーズが流行っているからといって、辛さに自信のない人が興味本位で安易に手に取ってしまうのは危険だ。
タピオカパフェ ~カフェラテ~/258円
この「タピオカパフェ ~カフェラテ~」は、カフェラテプリンの上にタピオカとコーヒーゼリーをトッピングしたスイーツ。タピオカ系の商品ではミルクティー味のものが圧倒的に多いが、こちらはカフェラテ味のため、ややレアである。ちなみに、商品名ではパフェと謳っているが、一般的にイメージするパフェほど複数のトッピングがされているわけでもないので、カップゼリーやプリンの類と捉えるのが妥当だろう。
問題は、上に乗っているタピオカだ。タピオカといえばモチモチとした食感が要だが、こちらはタピオカ専門店のソレとはほど遠く、実食した感想は、“タピオカ風こんにゃくゼリー”といった食感。そもそもタピオカは冷やすと固くなってしまう性質なので、冷蔵保存には向いていない。クオリティーの低いタピオカが載ったカップゼリーとして考えると、258円は高めである。
瀬戸内産レモン風味の厚切りスモークタン/194円
タンといえば歯ごたえのあるものを期待する人が多いだろうが、この「瀬戸内産レモン風味の厚切りスモークタン」は単刀直入に言って拍子抜けするほど柔らかい。塩気の強い味付けなのでおつまみにはちょうどいいのかもしれないが、タンの保存期間を延ばすための添加物が多い点も理解して購入すべきだろう。
また、豚のタンだからなのか、脂肪感の強い部位は若干の臭みが感じられることも気になる点であった。そう考えると、レモン風味にしてあるのは、そういった肉の臭みを誤魔化すためなのかと穿った見方もできてしまう。
コンビニのフードメニューのクオリティーは年々上がっており、もちろんファミマの食品も美味のものが多いが、今回紹介したように人を選ぶものも少なからずあるのは事実。しかし当然、味覚には個人差があるものだし、あくまで「買うべき・買ってはいけない調査班」の独断によるセレクトなので、ひとつの参考程度に考えていただければ幸いだ。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)