ビジネスジャーナル > ライフニュース > 「叱らない&ほめる子育て」は危険?  > 3ページ目
NEW

尾木ママの「叱らない&ほめる子育て」は危険?評価を用いた子育てはよくない

文=日下部貴士/A4studio
【この記事のキーワード】,

100%正しい子育て論など存在しない

–第一子であれば、多くの親にとって子育ては初めての経験です。だからこそ悩み、先輩たちに助けを求めるのでしょう。

 昔は「子どもを育て上げて一人前」という言葉がありました。要するに、子どもは自分の思い通りにはならない。それを育て上げたということは、さまざまなプロセスを通ってきた証しだということです。子どもが成長していくように、大人も子育てを通じて社会人として一人前になっていくということでしょう。ただひとつ知っておくべきなのは、子どもは大人が考えている以上にしたたかであるということ。もし子育て本の通りに接しようものなら、すぐにその変化に気づく子も少なくありません。大事なのは、そういった情報を鵜呑みにせず、状況に合わせて自分自身で考えることだと思います。

–ありがとうございました。

 子育てに唯一という正解はなく、育児本も単なる一例にすぎない。目の前の子どもは、ほかの誰とも違うただひとりの人間なのだから、周囲の親と子育ての方針が違っていてもいいのだ。

 著名な教育評論家や子育て本の教えに耳を傾けることも悪くはないが、あくまで参考にする程度にとどめておいたほうがいいのかもしれない。
(文=日下部貴士/A4studio)

尾木ママの「叱らない&ほめる子育て」は危険?評価を用いた子育てはよくないのページです。ビジネスジャーナルは、ライフ、, の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!