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例えば、冒頭の富士市の場合、水源の多くを地下水で賄っている。富士山麓に降った雨や雪解け水が、森林の水源涵養機能(森林が水を守る働き)によって、豊富な地下水として蓄えられるのだ。自然の力で浄化された地下水は最小限の消毒で済むため、ろ過などのコストがかからず、おいしく飲むことができる。
同様に、水源の環境が整っている地域は、結果的に水道料金が安くなる傾向にあるようだ。ちなみに、地域によってカルキ臭の程度が違うのは、殺菌・消毒に使用する塩素の量が違うためだ。
自分が住んでいる自治体の水道料金、ひいてはそこから地域の特徴などを知るのも面白いかもしれない。
(文=中村未来/清談社)
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