美しい景色と家族や仲間との思い出を収めるなら、スマートフォンよりもカメラで撮影したほうが気分も上がる。そこで今回は、ネットオークション・フリマアプリの「ヤフオク!」で見つけた人気のカメラをタイプ別に5つ紹介する。
精密機械は少々値が張るし、失敗したときのショックも大きいので、「思っていたのと違う」という事態を招かないように、タイプごとに購入の際に確認すべきポイントもあわせて押さえておこう(価格は調査時点)。
富士フイルム/チェキ instax mini8+ Vanilla Instant camera/1200円~
2018年に20周年を迎えた富士フイルムのインスタントカメラ「チェキ」シリーズは、その場ですぐに現物の写真が仕上がるという独自の機能性で、普段使いから結婚式や歓送迎会などでも活躍してくれる。また、今やアイドルイベントなどでは欠かせないアイテムとしても広く浸透している。
チェキのタイプは大きく分けて「instax mini」「instax SQUARE」「instax WIDE」があり、それぞれ対応するフィルムのサイズが異なるため、本体とフィルムを別々に購入する場合は注意したい。また、大量に撮影する予定があるときは、公式ショップで本体とフィルムのセットを購入したり、レンタルしたりしたほうがお得な場合も。今後も使い続けるのか、それとも単発の利用なのかも加味して、オークションとレンタルを賢く使い分けたい。
キヤノン/パワーショット SX740 HS/1000円~現在3万3000円
キヤノンの高性能コンパクトデジタルカメラはスタイリッシュでかさばらず、旅のお供にぴったり。総画素数2110万画素という画質の高さに、光学ズーム40倍の望遠撮影も可能で、遠くの景色もきれいに撮影することができる。さらに、顔検出機能付きで人物の動きに追随してくれる上に、高速オートフォーカス、高速連写にも対応している。ただ、撮影可能な枚数は265枚と特段多いわけではないので、予備のSDカードを用意しておくこともお忘れなく。
ペンタックス/Q10 02 ズームレンレンズ付きレンズキット/即決価格1万5500円
バッテリー込みで約200gという軽さが魅力のイマドキのデジタル一眼カメラ(ミラーレス)は、即決価格1万円台というお手頃感がうれしい。細かな画像修整や補正などはパソコンを使わず手軽に行えるため、趣味から仕事まで幅広く使えそうだ。
中古で購入する際に注意したいのはシャッター回数だ。アマチュア向け機種の耐久回数は5万回程度なので、この数を超えていたら購入してもオーバーホールが必要になってしまうかもしれない。また、ボディに凹みがないか、ファインダーにカビやホコリが発生していないかなど、商品画像を拡大してチェックしておこう。
価格ばかりを気にして落札したら「本体のみでレンズが付いていなかった」「充電器がなかった」というマヌケな展開は避けたいところ。別に購入すると割高になってしまうので、レンズや付属品の有無は必ず確認するように。
JVC ケンウッド/Everio R ハイビジョンメモリービデオカメラ GZ-R470-HJVC/即決価格2万7800円
防水、防塵、耐低温に加え、充電長持ちというJVCのビデオカメラシリーズ「Everio R」は、別名「洗えるビデオカメラ」と呼ばれている。そのタフなボディのおかげで、天候を選ばずアウトドアシーンで活躍してくれる。さらに、ビデオカメラからスマホへの充電も可能なため、移動時にかさばるモバイルバッテリーの持ち歩きから開放される。
デジタルビデオカメラの寿命は5年程度なので、製造後5年以内のものを選ぶのがベストだ。使用感に大きく影響するため、外装ゴムが劣化していないかどうかも要確認。使用しない期間が長いほど内部も劣化しやすいので、使用頻度もほどほどにあったほうがいい。写真だけではわからないポイントは積極的に質問しよう。
コンタックス/T2 Carl Zeiss Vario Sonnar 35mm F2.8 T*/即決価格7万4980円
コンタックス「T2」は1990年に京セラから発売されたコンパクトフィルムカメラで、当時の定価で12万円という高級品だ。近年は、その洗練されたデザインに加え、有名女優やモデルがオシャレに愛用していることでも話題となり、若者人気を後押ししている。
ヤフオク! で出品されているアイテムの即決価格は10万円を切るものも多く、定価を考慮すると損はしない。ただ、その人気から動作しないジャンク品であっても数万円の価格がついているため、紛らわしい。コレクション目的でなく撮影目的なのであれば、動作確認の有無は必須だ。
(文=清談社)