ビジネスジャーナル > ライフニュース > 既婚者の2割がハマる?不倫の実態  > 2ページ目
NEW

既婚者の2割が不倫?ハマらないためにはスワッピングと婚外セックスだ!

構成=本多カツヒロ
【この記事のキーワード】, , ,

不倫をやめたほうがいい4つの理由

–芸能人やスポーツ選手にせよ、一般人にせよ、不倫は夫婦間や個人の道徳観の問題として扱われることが多いです。本書では、サブタイトルに『「社会問題」として考える』とありますが、これはなぜでしょうか。

坂爪 私は普段、障がい者の射精介助などを手助けする一般社団法人「ホワイトハンズ」の代表理事を務めており、性の問題を個人化や単純化することなく、社会という大きな枠で捉え、公の議論を通して解決していくというテーマで活動しています。そうした背景も、ひとつの理由です。

 そもそも、不倫は夫婦間の問題として捉えられがちですが、最低でも3人の人間が関わっています。例えば、既婚男性が女性と不倫していれば、夫婦と不倫相手で3人です。3人が関わっていれば、それはもう「社会」として捉えていいと思いますし、少なくとも夫婦間だけの問題ではありませんよね。

 また、不倫は職場で始まることが多いと前述しましたが、そこには、長時間労働をはじめ、職場でのさまざまな問題が要因になっているケースもあります。いずれにしても、不倫は第三者を巻き込み、職場や家庭を壊したり、子供にダメージを与えたりするので、夫婦の問題だけに還元するのは違う。そんな思いで、社会問題として考えました。

 第三者を巻き込むこと、法律的・倫理的な観点以外にも、不倫をやめたほうがいい理由は4つあります。まず、高確率で周囲にバレること、仮に現在のパートナーと別れて不倫相手と再婚してもうまくいかないこと、実際に不倫まで発展しなくても、不倫未遂により苦しんだりすること、不倫には中毒性があること、です。

社会で醸成すべき5つの“不倫ワクチン”とは

–本書では、不倫を「既婚者が配偶者以外と、恋愛感情を伴った肉体関係を持つこと。そして、その関係を相手方と継続する意志があること」としており、一夜限りの関係や性風俗、売買春などの金銭を介した関係は除外するとあります。さらに、互いの感情を抑制できずにハマってしまう婚外恋愛と、肉体関係ありきの婚外セックスに分けて考察していますが、社会として不倫を予防する方法を導き出すことはできたのでしょうか。

坂爪 極論ではありますが、不倫にハマらないようにするには、婚外恋愛に陥る前に婚外セックスでストップさせ、ある種の免疫をつけるのがいいと考え、本書では、そのために5つの“不倫ワクチン”を提案しています。

 ひとつ目は、精神状態や夫婦関係、家族関係が安定している男性が「カウンセラー」として、性生活で悩む女性を導くという古典的なパターンです。本書で取材した男性の場合は奥さんも半ば公認していましたが、これは男性向けの処方箋といえるでしょう。

 2つ目は、経済的にも精神的にも自立した女性が、不特定多数の男性と性的な関係を持ち、オーガズムを通して社会的な責任や罪悪感、当事者意識を吹き飛ばして、非日常の世界に接続する「アスリート女子」というものです。ただ、これは取材を通じて、実践はかなり難しいと感じました。

『はじめての不倫学 「社会問題」として考える』 【不倫人口「500万人」の現実】史上、最も「アレ」をしやすい現代社会を終わらせるためのサバイバルガイド! amazon_associate_logo.jpg

既婚者の2割が不倫?ハマらないためにはスワッピングと婚外セックスだ!のページです。ビジネスジャーナルは、ライフ、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!