男性にも「生理周期」があった?
例えば、合法的な性欲解消手段に風俗というものがある。風俗店を利用するのは、世間的なイメージこそよくないかもしれないが、猫田氏は「不倫と比べれば、はるかにましです」と語る。
「不倫に対して強くバッシングするのは主に女性ですが、その女性たちも、風俗に関しては許容する傾向にあります。元衆議院議員の東国原英夫氏は、かつて風俗店で未成年からサービスを受けて『淫行事件』と報道されましたが、これも風俗店だったからこそ、その後の政治家への道筋が残されていたといえます。
風俗に抵抗感がある場合は、ホテルなどに1人で泊まり、気ままに過ごすというのもおすすめです。性欲は解消すれば落ち着くので、そのための時間を取るということが、リスク軽減につながります」(同)
さらに「自分の性欲の周期」を把握することも大事だという。女性のそれとは違うが、実は近年、男性にも「生理周期」があり、性欲はそれに伴って変動することが明らかになっている。
「男性の『生理』は、見た目の変化はありませんが、骨盤が開いたり閉じたりする周期があり、骨盤が開いている時は倦怠感が強くて気持ちも乗らず、勃起機能も低下するといわれています。
逆に、骨盤が閉まっている時期は精神的にも好調で、精子の生産量も多いので、性欲が高まる。この周期を把握すれば、自分で性欲の高低を予測するなど、コントロールすることができるようになると思います」(同)
女性に好意を持ったとしても、それが単純に「男性の生理」からくる性欲の高ぶりなのかどうか、自分で理解することが重要だという。仕事の原動力にもなる性欲というエネルギーをリスクの高い「不倫」に振り向けるのは、マネジメント的にはあり得ない。そういう時代になっていることを、認識するべきなのだ。
(文=ソマリキヨシロウ/清談社)