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2023.06.02 19:47
2017.04.12 00:11
石原結實「医療の常識を疑え!病気にならないための生き方」
片足で20秒立てない…脳梗塞の兆候を見逃すな!下半身の衰えは重病や寿命短縮の危険
2014年12月18日付医療情報サイト「メディカルオンライン」に、京都大学ゲノム医学センターの田原康玄准教授らによる「脳卒中(脳梗塞、脳出血)の危険性を予測する簡単な検査法」が掲載されている。
「1400人の男女(平均年齢=67歳)に、1分間、片足でバランスをとってもらい(片足立ち)、MRIスキャンを実施した」ところ、「片足で20秒立てない人の場合、脳内の微小な血栓や出血がある確率が高まる」ことがわかった。
2カ所以上の軽度脳卒中のある人で「約33%」、1カ所の脳卒中のある人では「約16%」にバランス障害(片足で20秒以上立てない)がみられるという。
一般に脳卒中の危険因子として、高血圧、高脂血症(血中のコレステロール、中性脂肪が高い)、糖尿病、肥満、喫煙などがあげられる。
しかし、私は30年以上も前から、脳卒中は「尻欠ける病」だと主張してきた。
40歳も過ぎると誰しも、尻、大腿、下肢の筋肉が衰えてくる。すると筋肉内の毛細血管も少なくなり、下肢に存在していた血液は行き場がなくなり上半身に上昇していく。よって、上半身の腕で計る血圧は高くなる。上昇した血液は脳に溢れ(脳溢血)、脳動脈のなかで血栓や出血を起こす。そういう状態が「尻欠ける病」だ。
下半身の筋力・筋量が低下すると、「片足立ち」の持続時間が短くなるのは必然だ。脳梗塞の予防には、ウォーキング、スクワット、ももあげ運動、貧乏ゆすり、テニス、水泳など、なんでもよいので下半身の筋肉を鍛えることが一番大切だ。
(文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士)
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