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食事中のスマホで間食の量が増える
ところで最近は、カフェやレストランで食事中にスマホをいじり続ける人をよく見かける。1人での食事でゲームやSNSに熱中することにも、同様のリスクがあるようだ。一昨年に英バーミンガム大学の研究チームが、普通体型の女性39人を対象に行った実験がそれを証明している。
被験者を「コンピューターゲームに熱中する」「普通にプレイする」「食事に専念する」という3グループに分けて、同じランチを食べてもらった。
ランチを終えてしばらくしてから、それぞれに好きなだけクッキーを食べてもらったところ、ゲームに没頭した人が食べた量は、食事に専念した人より69%も多かった。ゲームを軽く楽しんだ人でも28%多かったという。
「ながら食べ」によって食事に集中できずにいると、「食べる」という行為が脳内に記憶されず、食欲を満たすことができないと研究チームは分析している。そのため、後になって間食に走ることになる。
食事の内容ではなく、その摂り方が知らず知らずの間にあなたや家族の肥満体質をつくっている。だとしたら話は簡単だ。テレビは消し、スマホはバッグにしまえばいい。
3度の食事を合わせても1日の中では限られた時間だ。せめてその間は食べることに集中し、家族との会話や、季節の食材を楽しんでみてはどうだろうか。
(文=ヘルスプレス編集部)
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