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最期まで自宅で
そのような体験をし、筆者の考えは変わりました。自由に生活をしていくためには、自分のことは自分でし、必要な手助けはヘルパーさんに手伝ってもらうほうが快適だと気が付いたのです。
しかし、要介護3以上になってしまったら、自宅で生活するのは無理です。介護度を下げる必要があります。自宅で生活できるように、リハビリテーション病院に入院し、リハビリを受けて自分のことは自分でできるように回復しなければなりません。回復が難しいといわれた人でも、回復したいという強い意志を持ち、一生懸命リハビリをすれば、回復する人はたくさんいます。
転院時、要介護4といわれた筆者も、絶対治ると信じ、リハビリを続けた結果、1カ月ほどで歩けるようになり、50日の入院で、自宅で生活できるまでに回復し、発症後3カ月半で復職することもできました。現在、自宅で好きな時にやりたいことをやって普通の生活をして快適に過ごしています。
自分のやりたいことを、やりたい時にやりたいようにできることが一番快適で、幸せです。いつまでも自分のことは自分でできるようにしておかなければ快適ではありません。
100歳を過ぎた人でもリハビリを受けています。今後、体がまた不自由になったら、迷わずリハビリを受けて回復し、自宅で過ごしたいと考えています。
そのことに気づいただけでも病気になって良かったと思っています。
(文=藤村紀美子/ファイナンシャルプランナー・高齢期のお金を考える会)
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