男性なら誰にでもある「女性にモテたい」という願望。ミュージシャンや芸人のなかには「モテたい」との一心で成功する人も多く、たとえ彼女や妻がいても、何歳になっても「モテたい」という願望を持ち続けている男性は多いはずだ。
一方で、世の中には「モテる男」と「モテない男」が存在するのも事実。しかも、やっかいなことに両者の違いは見た目ではわかりづらい。イケメンなのにモテない男性がいたり、逆に見た目は普通以下なのに女性関係が途切れない男性がいたりするのだ。
容姿だけが決め手でないなら、「モテる男」と「モテない男」の違いはどこにあるのか。「一言でいえば、両者の違いは『自分の人生を生きているかどうか』、それに尽きます」。そう語るのは、『「モテる男」と「嫌われる男」の習慣』(明日香出版社)の著者の今井翔さんである。
「モテない男」の悲しい共通点とは?
名前からして「モテる男」感がプンプン漂う今井さんは、恋愛・パートナーシップの専門家として活躍中。個人コンサルティングや講演会で飛び回る一方、クライアントのパートナーを半年以内に見つけて入籍まで導くなど、多くの恋愛テクニックを持っている。
「どのようなビジョンであれ、モテる男は『自分の人生を生きている』。それは、代わりのいない、その人自身の生き方を表現しているということ。誰でも、オリジナリティを感じさせる人には惹かれるものです」(今井さん)
「まず、外見からいうと、男性ファッション誌ばかりを読み、自分に似合わない服を着て、愛想笑いばかりしているような男性です」(同)
この言葉で女性の筆者がイメージするのは、個性がなく、常に不安げに周囲をキョロキョロと見回し、無理してテンションを上げて似たような友人と群れる、いわゆる“キョロ充”と呼ばれるような男性だ。
そこには、自分の人生を生きていないがゆえに「モテない男」となってしまった悲しい男性像が浮かび上がってくる。
「学生時代はなんとかなっても、社会に出ると男性を審査する女性の目がますます厳しくなります。休日にデートしたとき、男性ファッション誌に載っている格好をコピーしたような服装で現れ、しかも、それが自分のキャラや魅力を分析できていないためにまったく似合っていない……。いくら精一杯おしゃれしたとしても、女性はその“付け焼き刃”感を簡単に見抜きます」(同)
女性に「好きな男性のファッションは?」と聞くと、「その人に似合っていればいい」と返ってくることが多い。確かに、いくらアイテム自体がかっこよくても、その人に似合っていなければ魅力的とは感じないものだ。
なぜ愛想笑いをする男は嫌われる?
では、「モテない男」が「モテる男」になるためには、具体的にどんなルックスを目指せばいいのだろうか。