「まずは、女性ファッション誌を読んでみてください。特に、落としたい女性がいる場合は、その女性が読んでいそうな雑誌を熟読する。そこには、ときに相手役として男性モデルが写っています。女性ファッション誌に登場するような男性こそが、女性の望む男性像に近い場合が多いんです」(同)
その際に気をつける必要があるのは、繰り返しになるが、「アイテムのかっこよさ」よりも「自分に似合うかどうか」。そのためには、自分のスタイルや醸し出している雰囲気、キャラクターを自己分析することが重要だという。
ちなみに、恋愛マニュアル本などで、よく「とにかく笑顔で!」といった記述を目にするが、今井さんは「無理に笑う必要はありません」とアドバイスする。
「笑顔は他人を安心させるものですが、“つくり笑顔”は自分だけではなく、他人も疲れさせます。愛想笑いをするぐらいなら、笑わなくたっていいんですよ。むしろ、自分の感情を大切にするほうが周囲にもその人の自信を感じさせ、魅力的に見えるはずです」(同)
女性に比べて、男性は圧倒的に愛想笑いが下手だ。確かに、「そんな愛想笑いを連発されるぐらいなら、真顔でいてくれたほうがまし」と思うことがよくある。
加えて、愛想笑いよりも真顔のほうが本音も見えやすい。女性に限らず、人は本心がわかりにくい相手には警戒心を持つもの。恋愛マニュアル本を真に受けて、デート中に愛想笑いをするのはやめたほうがよさそうだ。
「モテる男」はなんでもない日にサプライズする
女性とのデートでわかる「モテる男」「モテない男」の違いは、ファッションだけではない。ほかにも、明確な差があるという。
「それはスマホです。モテない男性はデート中にスマホをいじりがち。そういう人は友人や同僚といても目の前のスマホゲームに夢中で、会話がない場合が多い。つまり、相手を楽しませようというサービス精神がないのです」(同)
たとえば、食事は目の前の料理の彩りなどを共有したり相手との会話を楽しんだりすることも重要だ。また、仕事が忙しいからといってデートを面倒くさがったり後回しにしたりするのも、「モテない男」の特徴だという。
「モテる男性は忙しさを言い訳にせず、むしろ忙しいときこそデートを楽しみます。意識的に女性との時間をつくる。その余裕が魅力になるんです」(同)
さらに「モテない男」がやってしまいがちなのがサプライズだ。恋愛マニュアル本には「女性はサプライズが大好き! 記念日や誕生日にはサプライズを」と書かれているが、今井さんは「ドヤ顔でやることじゃない」と話す。