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「定員厳格化との関係でセンター試験利用入試での出願が増えていること、私立の一般入試に関しても、出願数を増やしている受験生が、特に首都圏は多くなっているように見受けられます。失敗リスクを減らすには多く出願することですが、ご家庭の状況もあるので、一概に多く受験しなさいとは言いづらいです。私立の一般入試は、2月に入れば毎日のように行われています。受験生の体力的精神的な負担を考えると、どんなにがんばっても3日連続までというアドバイスをしています。3日連続というのも、男子で相当体力がないと厳しいと思います。センター試験2日間だけでも、特に女子であれば、終わった後はどっと疲れているはずです。2日ないし3日連続で受けるのが限界。その後はインターバルを置かなければいけないでしょう」(川崎室長)
「学内併願で受験料が割引になる制度を設けている大学は増えていて、一度の受験で複数の学科を併願できる大学もあります」(佐藤所長)
「2月の頭から入試は始まりますが、第一志望が最初の入試にならないようにすることです。予行演習の意味も込めて、それ以前に第一志望以外の大学を受験するように日程を組んだほうがいいでしょう。やはり受験は予測通りにはいかないですから、同じくらいの入試レベルの大学を広く出願する一方で、異なる入試レベルの大学へ広く出願することも必要だと思います。受験生自身や保護者のプライドもあるかもしれませんが、いわゆる滑り止めはやはり受けておいたほうがいいでしょう。定員厳格化の影響もあって、ここは合格するだろうという見込みがここ1~2年は通用しづらくなっています。自分にとって多少入試レベルが落ちるところも押さえておいたほうがいいと思います」(川崎室長)
特定の一部分野を除けば、日本の社会は学歴主義よりは実力主義だ。ブランド力の高い大学にこだわる必要はないが、目の前の試練に挑む受験生たちには、ベストを尽くすようエールを送りたい。
(文=深笛義也/ライター)
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