テック系オピニオンメディアを運営するThe Startup代表取締役の梅木雄平氏が自身のTwitterで、女性が持つバッグに対して持論を述べたところ、「この人に決めつけられたくない」「薄っぺらい男なんだと思う」などと炎上する騒ぎに発展している。
問題になっているツイートは、4月7日に投稿されたもの。梅木氏は「ツッコミが入ってしまいそうですが」と前置きした上で、「女性と女性が持つブランドバッグのレベルは大抵相関している気がします。個人的にはセリーヌ以上を希望」とツイートした。
「セリーヌ」とは、1945年にパリで生まれたファッションブランド。オーダーメイド子ども靴専門店として創業を開始したが、1967年からはプレタポルテ(高級既製服)をスタートさせた。2008年にフィービー・ファイロがデザイナーに就任したところ、世界中で人気が爆発。定番のバッグ「ラゲージ」は30万円台後半という価格帯だ。
その後、梅木氏はTwitterで「女性の高級ブランドバック序列(独自調べ)」と題するコメントを投稿。その序列によると、トップに「エルメス」、その下に「デルヴォー」「ヴァレクストラ」、さらに下に「フェンディ」「ロエベ」「シャネル」、そして4ブロック目に「セリーヌ」が登場。「ルイ・ヴィトン」や「プラダ」は「センス的に微妙」、「ミュウミュウ」は「25歳まで」と持論を展開し、「フルラ」には「超えられない壁」があるという。
そして梅木氏は「多分2018年のアラサー女子の程よい塩梅は、やはりセリーヌなのでしょう」「デルヴォーやヴァレクストラ以上になってくると、自腹で買わなそうなので、おやおやどうしたんだい? となりがち。程よく見せたいならセリーヌあたりが妥当」とつぶやいた。
この意見に、SNS上などでは「中途半端な金持ちってこういうこと言うよね」「こいつに認められなくても痛くもかゆくもない」「セリーヌ、フェンディ、ロエベのバッグ持ってるけどこんな男こっちから願い下げだわ」と辛らつな声が上がっている。
また「ZOZOTOWN」などを運営するスタートトゥデイのコミュニケーションデザイン室長・田端信太郎氏は、梅木氏の一連のツイートに対して「マジレスすると、メンズの腕時計のブランドの序列にやたら詳しい女性が、どう見えるか? 問題」「こういう風に、30も過ぎたいい年になっても、女性に対して幻想を持ち続けられるというのが『梅木さんからは童貞臭がする』と言われる原因なんだろうなあ」とつぶやいた。
ほかにも、「21世紀の日本にも、まだこんなバブル脳が生息してることに驚いた」「持ち物よりも“発言にその人のレベルが現れる”というのがよくわかる良いサンプル」と、さまざまな声が上がっている今回の騒動。梅木氏は8日に「ほとんどゴミ箱行きだけど、質問箱にいろんな物が飛んできて、面白いな。わざわざこういうことを送ってくるその心理が面白い」とツイートしている。
(文=編集部)