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短期インタビュー連載「ストリップ劇場での働き方」第1回

人気ビデオ女優が浅草ロック座のストリップショーに出演する理由…人間の美しさに衝撃

文=村田らむ
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 2カ月間、悩みに悩んでから出演することを決めた。ビデオに出演することで、親しい人と疎遠になってしまったらどうしよう?と不安だった。

「でも、自分が楽しんで仕事をしてたら、周りはわかってくれるだろうと思いました。もしそれでも縁を切られるなら、それはそれで仕方がないと覚悟したんです。それでも撮影当日まで『やっぱり大丈夫だろうか?』って、すごく心配でしたね。デビュー作を見ると、緊張してるのがわかります(笑)。デビュー後は、周りも応援してくれました」

ストリップとの出会い

 デビューからしばらくした後、先輩のビデオ女優に誘われ、彼女が出演するストリップ公演を観に行った。それまで、ストリップの存在はまったく知らなかった。

「もう衝撃でした。人間って美しいんだなって思って。こんな世界があるんだ!って感動しました。世界って広いんだなあって」

 自分でもやってみたいと思ったが、今までまったくダンス経験はなく、どうしたらいいのかわからない。そんな時、浅草ロック座のスタッフから、「やってみない?」と声をかけられ、一歩踏み入れてみることにした。

 ダンス未経験だったため、最初はなかなか上手く踊れなかった。ダンスの先生や、お姐さん(踊り子の先輩)たちに基礎から教えてもらい、1週間ちょっとの練習期間でなんとか形にした。

「本当にご迷惑をおかけしました。お姐さんって本当に優しいなあって思いました。初めての舞台は必死すぎて何も思い出せないんですよね。記憶が飛んじゃってるんです。ビデオの時も緊張しましたけど、それとはまた違う緊張でしたね」

 ストリップ業界は上下関係が厳しいといわれているが、南さんはお姐さんには優しくしてもらった印象しかないという。

「今、初めての舞台を見ると『めっちゃ必死だし、ひどいな』って思っちゃうんですよね(笑)。フリを覚えることしか頭になくて、踊りと踊りのつなぎ方が雑なんですよ。お姐さんの舞台を見て、『こうやって体を綺麗にみせるんだ』って勉強させてもらいました。ビデオはセルフプロデュースする部分がほとんどないですけど、ストリップはほとんど全部自分でしなきゃいけない。責任が大きいんですよね」

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