ビジネスジャーナル > ライフニュース > 春の汗は夏より臭い?対策と注意点!  > 2ページ目
NEW

春の汗は1年で一番臭い!ニオイを防ぐ方法、○○を食べるとより臭くなる?

文=真島加代/清談社
【この記事のキーワード】, , ,

 また、より短期間で腺を活性化したい場合は、五味氏がすすめる「汗腺トレーニング」が有効だという。

「42~44度のお湯を浴槽に浅く張ります。全身入浴ではなく、浴槽で四つんばいになってヒジ下とヒザ下だけを10~15分間温めましょう。体勢を保つのが難しい場合は、浴槽に腰をかけて足だけお湯に浸かる『足湯スタイル』でも大丈夫です。すると、全身の血行が良くなり、5分ほどで汗をかき始めます。『汗腺トレーニング』を2~3週間続けると、汗腺が鍛えられて“質の良い汗”をかけるようになりますよ」(同)

 手や足を温める理由は脳と手足の距離にある、と五味氏。脳には体温を下げるために発汗を促す働きがあるが、脳と距離が遠い手や足の汗腺は脳からの命令が届くまでに時間がかかるため、発汗に時間を要するという。

「脳の汗腺センサーを活発にして手足の汗腺を鍛えるには、外側から温める必要があるのです。冬に低下した汗腺機能をのうちに整えておくと、初夏にはニオイの少ない汗がかけるようになります」(同)

肉中心の食生活には要注意?

 汗のニオイをしっかりケアするには、トレーニングのほかに食事の内容にも気を遣う必要がある。

「肉中心の食生活を送っている人は要注意です。肉に含まれる動物性タンパク質が腸内の悪玉菌によって分解される際、アンモニアなどのニオイ物質も同時につくり出します。肉を摂りすぎると血中に大量のアンモニアが溶け込んで体内が酸性になり、汗と一緒に強烈なニオイが排出されてしまうのです」(同)

 体臭が気になる肉好きの人は「アルカリ性の食品を積極的に摂ってほしい」と五味氏。酸性に傾いた体内環境をアルカリ性食品を摂ることで“弱アルカリ性”にすれば、ニオイ成分を減らすことができるという。

「アルカリ性食品の代表格は、カルシウムやナトリウム、カリウムを多く含む食材です。食材としては、ホウレンソウや小松菜などの緑黄色野菜や、こんぶやもずくなどの海藻類が適しています。個人的なおすすめは、『野菜ジュース』や市販の塩こんぶを水やお湯で溶かした『こんぶ茶』。仕事中や運動中にも手軽に水分とミネラル補給ができ、体臭の予防にもつながりますよ」(同)

春の汗は1年で一番臭い!ニオイを防ぐ方法、○○を食べるとより臭くなる?のページです。ビジネスジャーナルは、ライフ、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!