新型コロナウイルス拡大の影響でリモートワークの継続を推奨する企業も増えているが、朝晩のデスクワークで足元などが冷えるという人も多いだろう。電気代の高さに気兼ねし、寒さを感じながら作業する……といった事態を避けるため、冷え対策アイテムを見直してみてはいかがだろうか。今回は大手フリマサイト「メルカリ」で見つけた、リモートワークで役立つ商品を5つセレクトしてみた(各種情報は調査時点)。
電熱ソックス
体の中でも冷えがちなのが足元だ。靴下を重ね履きすると動きづらいし、ひざ掛けを使っても足元までは温まらない。そんな悩みを回消してくれるのが、この電熱ソックスだ。足裏に内蔵された赤外線炭素繊維ヒーターにより、電源を入れるとほんの10秒ほどで足元をポカポカと温めてくれる。
操作は、付属の充電式バッテリーを靴下の上部についたポケットに入れ、ケーブルとつなぐだけ。温度は3段階で調節可能で、一度の充電で保温効果が6~8時間続く。バッテリーを取り外せば洗濯機で丸洗いできるので、ケアも簡単だ。
「靴下を電熱で温める」と聞くと過剰防寒のように思えるかもしれないが、履いてみると、足冷えの悩みが一瞬で解決される。バッテリー用のポケットは目立たず、外出時はズボンの下に隠れるので、見た目もそれほど気にする必要がない。それに、靴下であればいつでも装着していられるので、ブランケットのように席を立つときにいちいち掛け直すような面倒さもない。通気性や速乾性も兼ね備えており、足元の不快感も極力抑えたストレスフリーな優良アイテムだ。
アスベル 真空断熱携帯タンブラー 370ml
自宅で気分を上げて仕事しようと好きなホットドリンクを準備しても、すぐに冷えてしまうのがもどかしい……。そんなお悩みも、真空タンブラーが解決してくれる。
食品保存容器からダストボックスに至るまで、生活に根ざすさまざまな商品を展開するアスベルが手がけた「真空断熱携帯タンブラー」は、何よりも保温力が優れており、部屋にしばらく置いていても温かいままのドリンクを飲み続けられる。
真空構造のため蓋がついているものの、ワンプッシュでパカッと開けることができる構造で、作業に集中しているときでも手間は最小限。飲む際に傾けても、開孔部と口が触れる部分が少し離れているため、一気に熱い飲み物が流れ出てくるような心配もなさそうだ。
真空タンブラーはメルカリで多数販売されているが、このアスベル製の商品は一瞬で売り切れてしまう人気ぶり。未使用品も販売されているので、ぜひ早めにチェックしてほしい一品だ。
ECO-TANPO電気でポカポカ湯タンポ
この「電気でポカポカ湯タンポ」は、文字通り電気で温める蓄電式で、一般的な湯たんぽで必要なお湯の入れ替え作業が省けるという、ハイテクでローファイな暖房器具。充電時間が短く、たった12分の充電で5~8時間も保温効果を発揮、さらにコードレスのため移動範囲が限られず、ちょっとデスクを離れるときにも持ち運びやすくなっている。
一般的なプラスチック製やアルミ製の湯たんぽとは異なり、表面が毛布のような素材で覆われているため、フワッとした感触で落ち着けるのもうれしいところ。カバーはピンクとブラウンの2枚付きで、お手入れもカバーを丸洗いするだけなので、清潔さを保ちながらストレスなく使い続けられそうだ。
リモートワーク中は足元やお腹といった冷えやすい部位だけでなく、背中や足の付け根など大きな血管が通っている部分を温めるのもおすすめなので、ぜひ活用してみてほしい。
遠赤外線デスクヒーター
エアコンをつければ部屋全体が温まるかと思いきや、冷たい空気が下部に滞留してしまって足元は寒いまま、ということも多い。このデスクヒーターを使えば、エアコンの死角となってしまう机の下の足元を直接温めることができる。
操作は電源スイッチを入れ、熱量を弱・中・強から選ぶだけ。正面と左右のパネル、そして底面の計4面から熱が放射され、足裏までぬくぬくと温まってくる。デスクの下に置く以外にも、冷えやすい台所や洗面所などでも役立ちそうだ。使用しないときは面を合わせて折りたためばコンパクトになるので、部屋間の行き来やシーズンが終わった後の収納にも手こずらないのも強みだ。
電気式の暖房器具でかさみがちとなる電気代も、1時間当たり3.8円ほど。一般的にエアコンの暖房の1時間当たりの電気代は18円ほどなので、コスパも申し分ない。
1人用こたつ
1人用こたつは、デスクの下に置いて足専用のあんかとして使える優良アイテム。速暖というよりは、しばらく使っているとほんのり温まってくるじわじわ系で、ひざ掛けなどでくるんで熱が逃げないようにすれば、より温もりを感じられそうだ。
ほかにも、床に直接座るときに脇に置いたり、睡眠前に布団に仕込んでおいたりすることも可能で、汎用性が高い。もちろん、天板と布団を用意すれば1人用のこたつとして使うこともできる。幅27×奥行27×高さ23cmの小さめサイズのため、コタツは欲しいけど置くスペースがないという1人暮らしの人にも魅力的な一品だろう。
本体と電源コードそれぞれにヒューズがついた、二重の安心設計。内部の発熱部分は木枠で囲まれているため安全だが、うっかり直接肌が触れてしまっても、最大温度が50℃と火傷するほどの熱さではないため問題はなさそう。正規品だと1万円以上するこのアイテムが、メルカリでは6割ほどの値段で入手可能。温度を「強」に設定しても1時間あたりの電気代は約1.0円と、コスパもよさそうだ。
メルカリには、コスパがよく、ピンポイントで温められる便利な冷え対策アイテムがたくさんある。上手に利用して、仕事に集中できる優秀な一品を探してみてはいかがだろうか。
(文=清談社)