最大手のファストフードチェーン、マクドナルド。こだわりのパティ入りのハンバーガーやサクサクのポテトを思い浮かべる人は多いだろう。
そんなマクドナルドは3月14日より一部商品の値上げを開始。小麦や牛肉をはじめとした原材料の高騰や人件費・物流費の上昇などの理由により、価格改定に踏み切ったという。
今回、「ハンバーガー」や「チキンクリスプ」は従来の110円(税込、以下同)から130円、「ダブルチーズバーガー」「てりやきマックバーガー」「フィレオフィッシュ」は340円から350円へと値上げ。マクドナルドファンからは不満を口にする人も少なくなかったため、値上げにより今後の売り上げにどう響くのか注目されている。
だが、今春はそんな不安を吹き飛ばすほどフレッシュな商品がラインナップ。そこで、今回は新商品も含めた“この春、買うべきマクドナルドの商品”を5つ厳選したので紹介していく。
厚切りスパイシーベーコンてりたま/450円(税込、以下同)
マクドナルドの春の風物詩である“てりたま”シリーズ。「厚切りスパイシーベーコンてりたま」は、シリーズ初となる旨辛商品であり、従来のてりたまとは違うピリッとした辛さが特徴的だ。
バンズからはみ出るほど大きい厚切りベーコンは、肉の旨味を感じつつスパイシーな味わい。そこに舌がヒリヒリするほどのハバネロマヨソースが絡むため、辛いもの好きにはたまらない一品となっている。
また、醤油とリンゴベースの甘いてりやきソースが絡められたポークパティとの相性も抜群であり、甘辛さが口の中を満たす。たまごのプルっとした食感とまろやかさなコクも相まって美味である。
“旨辛”と銘打っているだけあって、辛さ一辺倒にはならない甘味や旨味との相乗的な旨さを味わえて大満足だった。ただし、マクドナルドのホームページでは「辛味が苦手な方はご注意ください」と喚起されているため、本当に辛い物が苦手な方は注意すべし。
アールグレイ アイスティー(レモン)/100円
「アールグレイ アイスティー(レモン)」は、100円という低価格ながらも本格的なアイスティーを楽しめる商品。マクドナルドのホームページによるとアイスティーにもっとも適する茶葉を選んだとのことであり、飲む前から茶葉の香ばしい香りが漂ってくる。
茶の渋みは抑えられており、飲後のすっきりとした爽やかさが味わえるのもいい。レモンの酸味や香りもしており、お茶だけの味ではない、飽きが来ない仕上がりとなっているのだ。
単品で頼んでも満足できる一品だが、本品はセットのドリンクでも頼むことができる。特にネット上では、ホットケーキとの組み合わせが格別だと評判だ。朝マックでは「ホットケーキ セット」がラインナップされているため、気になった方は本品と一緒に頼んでみてもいいかもしれない。
倍ベーコンレタスバーガー/460円
2019年5月12日付当サイト記事『マック、買うと損する(?)商品5選!ダブルチーズバーガー、異彩放つスイートコーン』で紹介した「ベーコンレタスバーガー」。該当記事では“さほどボリュームが感じられない”と評価したバーガーだが、100円プラスしてパティを倍にできる“夜マック”(17時以降販売)にすることで、大満足なバーガーへと変貌するのだ。
100%ビーフのジューシーなパティがふたつも入った本品は、通常の「ベーコンレタスバーガー」に比べて贅沢さが格段に上がっている。2枚のパティは噛むごとに肉の旨味を味わうことができ非常に美味。もちろん、「ベーコンレタスバーガー」の本来の持ち味でもある塩気の利いたベーコンと瑞々しいレタスとのハーモニーもあり、気付いたら完食してしまっていた。
「ベーコンレタスバーガー」に物足りなさを感じる人に、ぜひ試してほしい“倍”化。フレッシュな野菜と肉の美味しさを堪能できるので、普段と違う注文をしたいときに頼むと気分転換にもなるだろう。
炙り醤油風 ダブル肉厚ビーフ/490円
今やマクドナルドの新たな看板メニューとなりつつある“サムライマック”シリーズ。肉厚なパティが入ったボリューム満点なバーガーを発売している同シリーズのなかでも、一際人気なのが、この「炙り醤油風 ダブル肉厚ビーフ」だ。
2021年10月1日付当サイト記事『マック、秋の風物詩「月見シリーズ」…月見バーガーだけじゃない、月見パイは必食』でも紹介させていただいたが、相変わらずその旨さは健在なため引き続き紹介したい。
にんにくのコクと風味が利いた醬油風ソースが絡んだパティで、豪快な旨みが感じられる本品。濃厚なコクのチェダーチーズとシャキシャキした食感のスライスオニオンが、良い意味でジャンク感をプラスしており、病みつきになる味へと変化させているのだ。
肉好きにおすすめのこちらは490円と値段は高めながらも、満足できるボリュームと美味しさを保証できるバーガーだといえよう。
てりやきマックバーガー/350円
マクドナルド屈指の人気商品である「てりやきマックバーガー」。てりやきソースが特徴的な1989年に誕生した日本オリジナルのバーガーで、2016年に行われた「第1回マクドナルド総選挙」でも2位にランクインしており、その人気は本物。
本品はポークパティが採用されており、豚の旨味と胡椒のスパイシーな風味が魅力。てりやきソースはにんにくとしょうがの香りが利いており、食欲をそそられる。実食してみれば、ソースのコクとパティの旨味が口いっぱいに広がることがわかるはず。
ちなみに本品から使われ始めたてりやきソースは、「てりやきチキンフィレオ」や先述したてりたまシリーズにも使われており、どちらも高い人気を誇っている。誕生から早30年以上経過するが、マクドナルドのレギュラーメニューのなかでも一際存在感を放つメニューなのである。
今回は新商品からロングセラー商品まで幅広い商品をピックアップした。マクドナルドに足を運びたくなった人は、本記事を参考にして商品選びをしていただけると幸いである。
(取材・文=A4studio)
※情報はすべて3月30日時点のものです。