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サイゼリヤ、全メニュー注文したら3万円以下だった…“苦しすぎる”実食レポート

文=赤萬某/A4studio
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サイゼリヤのHPより

 今年2月、とあるTwitterユーザーの「男8人でサイゼリア全メニュー制覇!」(原文ママ)というツイートが、9.5万件以上のいいねを獲得して話題を集めた。

 同ツイートには「サイゼリヤ」の全メニューを注文して食べきった証拠として、82品分のレシートが添付されているのだが、注目すべきは合計額が2万9650円という圧倒的な安さだったこと。しかもよく見ると、「イタリアンプリン」は3個、「すっきりレモンのシャーベット」は8個など、複数注文しているメニューもある。ちなみに全メニューを1品ずつ注文した場合(ドリンクを除く)は、全70品で2万6650円という値段となるそうだ。

 8人で3万円以下であればコスパが良さそうな企画だが、果たして食べ切れる量なのだろうか。そもそもどのような経緯で全メニューを制覇することになったのかなどを、ツイート主である慶應大学法学部4年生・大澤太一氏に取材した。

どのような経緯でチャレンジしたのか

 まずは、全メニューを制覇することになった理由やきっかけを聞いた。

「その日はアルバイト仲間8人でフットサルをしていたんです。夕飯をどこで食べようか考えていたときに、サイゼリヤで“全メニュー食べても3万円以下”という記事を目にして、これくらいの金額なら挑戦してみるのもありなんじゃないかという話になり、その場にいた8人でサイゼリヤに向かいました。

 東京都のコロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の関係で、4人以上で同一テーブルに座れなかったので、2つの隣り合ったテーブルに分かれて座って、2テーブルで全メニューを制覇した感じです」(大澤氏)

 完食するのにどれくらいの時間がかかったのだろうか。

「お店に入ったのが17時くらいで、会計のレシート時刻が20時47分なので、だいたい3時間半くらいかかりました。注文は何回かに分けたのですが、注文のし過ぎで提供が遅れるようなこともなかったので、純粋に食べるのにそれくらいの時間がかかったんだと思います。

 正直、運動後の男8人で食べてもかなり苦しい量でした。最初のほうに頼んだメニュー以外はほとんど無理矢理口に詰め込みましたね。私は普段あまり食べるほうじゃないので、翌日の夜まで何も食べられなかったです」(同)

 注文する順番はどのようにしていたのかも気になるところだ。

「注文は食べたいものからしていました。デザートなんかも最初から頼んで、箸休め的に食べてましたね。1人1皿というような感じではなく、どの料理もちょっとずつ食べられるようにシェアしていたので、自分のいたテーブルの料理は、全部ひと口ずつは食べたと思います」(同)

1番美味しかったメニューは定番のアレ

 ここからは大澤氏が好きだったメニューや、食べるのが苦しかったメニューを聞いていこう。

「1番美味しかったのは『ミラノ風ドリア』。もともとドリア類が好きなのですが、『ミラノ風ドリア』は定番商品だけあってハズれのない味ですね。あとは『イタリアンプリン』も好みでした。とはいえ中盤以降に食べたメニューは単純に食べるのがつらかったので、最初のほうに食べたメニューが美味しいイメージになってます。

 食べるのが苦しかったのはパスタやピザなど小麦粉を使用したメニュー。人数分頼んでいる『すっきりレモンのシャーベット』は、最後のほうのパスタが苦しくて、ちょっと休憩という感じで注文しました。パスタやピザはどれも食べるのが苦しかったのですが、にんにくとオリーブオイルのみで味付けされている『アーリオ・オーリオ』は、他のメニューに比べて味が薄いので、より小麦粉感があって食べるのがつらかったです。

 けれど振り返ってみると、無料で使用できるオリーブオイルやオリジナルホットソースは一切使わなかったので、味変しなくても充分美味しい味だったのかなと思います」(大澤氏)

 店員や周りの客のリアクションはどうだったのだろうか。

「特になかったです。注文は何回かに分けていたので、周りのお客さんたちは全メニューを頼んでいると気づいてなかったんじゃないでしょうか。注文のし過ぎで提供が遅くなることもなかったので、至って普通に食事をしているような感じでした」(同)

Twitterでバズりまくった心境とは?

 Twitterで9.5万件以上のいいねがつき、バズりまくっていた。

「非常に驚きました。それこそ“サイゼリヤ”を“サイゼリア”と間違えてしまったくらい軽い気持ちでつぶやいたものなので、これほど反響があるとは思いませんでしたね。そもそも今回の企画自体ただの身内ノリだったので、Twitterの影響力ってすごいなと。

 他のメンバーもレシートの画像をSNSに投稿しているのですが、みんな鍵の付いたアカウントであげていたので、それで私のものだけがバズったようですね。これだけ反響があったので、今回のメンバー以外の友人からも全メニュー制覇に誘われることが多くて嬉しいです」(大澤氏)

 最後に、またサイゼリヤで全メニュー制覇をする可能性はあるのか、尋ねてみた。

「コスパは非常に良かったのですが、とにかく食べるのが苦しかったので、サイゼリヤではもうやらないでしょうね。私的には1品2品が美味しく食べられる量でした。ですが、今回のメンバーやその他の友人からまたやろうとの誘いを受けているので、他のファミレスでやる可能性はありそうです。

 ファミレスに限定している理由は、シェアしやすいからですね。やはり全メニュー頼むならどれもひと口は食べておきたいので、料理が分けやすいという意味でファミレスの全メニュー制覇は面白味があるなと思います」(同)

 サイゼリヤの全メニュー制覇は、コスパが良過ぎて、運動後の若者8人でも胃袋がギリギリだったようだ。

 今回の企画でドリンクは注文していないようだが、サイゼリヤにはSNSで“ジュースにして売ってほしいくらい美味しい”と評判が高い、1杯100円の「グラスワイン」をはじめ、多くのアルコール類も置かれている。興味を持たれた方は、ドリンク類も含めたサイゼリヤ全メニュー制覇にチャレンジするのもいいのではないだろうか。

(文=赤萬某/A4studio)

※記事内のデータは2022年3月3日現在のものです

A4studio

A4studio

エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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