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今月、日本野球機構(NPB)は、2017年に予定されているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝を目指す野球日本代表「侍ジャパン」の新監督に、ソフトバンクや巨人で活躍し昨年現役を引退した小久保裕紀氏が就任すると発表した。
その小久保氏が19日、東北楽天イーグルスvs.千葉ロッテマリーンズの試合の解説(中継:NHK-BS)のため、楽天の本拠地・日本製紙クリネックススタジアム宮城を訪れた。試合前練習を見入った後に会見を開いた小久保氏だが、スポーツマスコミの間では早くも「コメントなんていらない」としらけムードたっぷりだ。
楽天の練習後に行われた会見では「もちろん、両チームにも(侍ジャパン代表の)候補はいます。短期決戦の中での気持ちの強さだったり、しびれる場面でのプレーに注目したいです」と語ったが、就任要請以来会見は少なくとも3度目。短期間にこれだけ開いて新たな発表があればいいのだが、この日もなかった。
「会見はこの日の朝急遽設定され、その理由は『小久保氏が動くところにマスコミが殺到し解説に支障がでる』というNHKサイドの判断でやりましたが、記者の間からは『小久保のコメントなんているの?』と疑問視する声が続出。結局、突然のメンバー発表などがあった時に備えてマスコミ各社1名ずつが会見に出向いたようですが、結局は空振り。そもそも、次のWBC開催も未定でコーチ陣は今回の台湾遠征だけの契約。“名ばかり監督”の指揮官にはさして興味がないということでしょう」(球界関係者)
前任者の山本浩二氏から一気に若返ったまでは良かったが、船出前から前途多難な雰囲気が覆っている。
(文=編集部)
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