8月3〜4日にかけて放送されたテレビ番組『FNS27時間テレビ 女子力全開2013 乙女の笑顔が明日をつくる!!』(フジテレビ系)内のミニコントコーナー「火薬田ドン」の打ち上げとして開かれた食事会でたけしの隣の席になったという岡村は、「初めてたけしさんとお食事した。お笑いの話、数学の話、素粒子の話、色々聞かせていただいた。なかなかどデカい話も聞いた」と興奮気味に切り出した。
まず岡村は、1980年代前半の漫才ブームの頃、たけしら人気芸人たちが、あまりの多忙さから“ヘリ移動”することもあったという都市伝説の真偽について質問して、たけしから聞いた話を紹介。
岡村によれば、たけしは“ヘリ移動”どころか、数年前の『FNS27時間テレビ』内でたけしが全国さまざまな場所から中継するという企画の際に“ジェット移動”していたといい、岡村は「上には上がいる。たけしさんだからできる。本来なら『近場でやりましょう』となる。現実離れしている」と驚きの声を漏らした。
続いて岡村は、たけしや明石家さんま、島田紳助らが共演し1980年代に大ブームとなったテレビ番組『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)時代の逸話として、たけしたちが成人向け施設を貸し切った話や、『ひょうきん族』の収録スタジオに「ようわからない女の子がたくさん見に来てたり」(岡村)したという“伝説”も教えてもらったという。岡村は、当時たけしがどれくらいモテたのかというエピソードも聞き、たけしに「『オールナイトニッポン』内で話してよいですか?」と訊ねたところオーケーをもらったが、周りのスタッフから「絶対ダメ。とんでもないことになる」と止められたという。
そして岡村はたけしに「今でも緊張することがありますか?」と質問したところ、実はたけしは今でも観客が30人くらいの若手芸人のライブにサプライズで出演し、漫才をやることがあると明かされたといい、たけしが「その時はめちゃめちゃ緊張して、心臓バクバクになる。緊張していたら、お客にそれが伝わって、スベって挽回しようと焦ると『この人挽回しようとしている』とお客に伝わる」と告白してくれたという。それを受け岡村は、「それでもお客の前に立つ。(たけしは)どっかで漫才が好き、ずっと漫才師でいたい、今でも若手に混じって色褪せたくないという思いがあるのでは」と、たけしの胸の内に思いを馳せた。
そんなたけしとの食事会を終えた岡村は、「結局、たけしさんの漫談をずっと聞いていた」「そんな人に太刀打ちできない。一歩でも二歩でも近づきたい。どういう考え方なのか知りたいし」と、しみじみとたけしへの思いを語った。
このほかにも岡村は、今の若手の漫才についてたけしに感想を聞くと「スキルはすごいけど、それだけではダメ」とコメントされたことや、「岡村は結婚しないの? したほうがいいんじゃない?」などとアドバイスを受けたエピソードも明かした。
岡村は以前『オールナイトニッポン』内で、2010年に岡村が長期療養生活を送っている時期にたけしから励ましの手紙をもらったと語っていたが、今回の放送から、年齢は離れているが共にお笑い界の第一線で活躍する者同士の太い絆が垣間見える格好となった。
(文=編集部)