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バブル時代も今は昔――立場が逆転した“日本人と中国人の国際結婚”の現在

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■国際結婚もIT化 ビジネスモデルはより巧妙さを増した?

 インターネットの普及により、仲介業者もホームページを運営し結婚相談所として月ごとに会費を取るビジネスに乗り出している。中国人を専門にお見合いを仲介する、I相談所では、入会資格やサービス内容などを掲載したホームページを開設し、広告を出すなどして集客。国際結婚を希望する日本人男性は、入会時の登録料は7万円程必要で、それ以降は、固定月会費1万円のほか、お見合い1回あたり1万円の料金を支払う。

 お見合いが成立して結婚が決まれば、入国管理局での手続きなどの代行料を合わせて、「成婚料」が100万円ほどになる。女性側にも成約料24.8万円を求めるが、これは男性が負担することがほとんどだという(このあたりも計算ずくなのだろう)。女性の成約料分を負担したとしても、昔と比べて成約料が安くなっているように見えるがそうではない。見合い代は毎回かかるし、他にもパーティー代、情報提供代など、様々な名目で出費は日々かさんでいくのだ。

■中国人の恋愛観を学べ?

 さらには、「中国人と日本人とでは、恋愛観のすれ違いがある」という言葉を真に受けて、「中国人女性にモテる方法」なるセミナーに参加して学習したりもする。セミナーの内容は、「中国の女性はペアルックが好きだから、Tシャツにハートを描いて、二人の写真をプリントしたものを着ましょう」「中国のバレンタインデーはプレゼント交換が基本。チョコ(手作りではない)をもらったら、お返しはバラの花。しかし、“男性は甘いものが苦手”という固定概念があるので、チョコは嬉しそうに食べまくってはいけません」といった内容だという。当然、こうしたセミナーもオプション料金だ。

 いつの間にか中国美女との結婚は敷居が高いものになってしまったんだなあ、と感じる一冊だ。
(新刊JP編集部)

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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

BusinessJournal編集部

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