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むしろ今回の処分によって、大きな岐路に立たされているのは林のほうだ。というのも、林は賭博疑惑が発覚したことで、2年間所属していた三星ライオンズから放出された。昨季は55試合に登板し、5勝2敗33セーブを記録したものの今年で40歳を迎える。賭博行為でイメージが失墜し、なおかつシーズンの50%を起用できないベテランと契約を交わす球団が現れるかは未知数なのである。
そんななか、一部でささやかれているのが日本球界復帰説。林はヤクルト時代の3年間で通算100セーブを達成しているだけに実績は申し分ないが、ただでさえ読売ジャイアンツの笠原将生、福田聡志、松本竜也による野球賭博問題で「ギャンブル」や「賭博」というキーワードに敏感な日本球界が林をすんなりと受け入れるとは考えにくい。つまり、林は選手生命の危機に直面しているわけだ。
いずれにしても、奇しくも共に救援投手だった2人。マウンドでは頼れる火消し役が、自ら招いた失態で大ヤケドを負ってしまったのだから、なんとも皮肉な話である。
(文=慎武宏)
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