ついに中国もコントロール不能　広がる“北朝鮮包囲網”G8でも最大非難

　朝日新聞によれば、北朝鮮政策に関わる中国のある研究者は「金正日体制のころは、首脳会談で情勢をコントロールできる自信があった。だが、金正恩第一書記との間にはそのパイプがない。圧力が北朝鮮の暴発を招くという不安が消えない」と話しているという。

　8日のロイターが伝えているように、北朝鮮が内部崩壊を起こせば難民流入など中国にも火の粉が降りかかることから、一方的な圧力をかけることもできず、打つ手は限られている様子。中国、ロシアの懐柔策にも期待できないいま、国際社会の呼びかけも決め手を欠く状態であることは間違いないだろう。ミサイル発射が有力視されている4月15日は、刻一刻と迫っている。
（文＝blueprint）