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また、ある在日コリアンは金委員長の一連の動きについて「ホッとしている」という。
「日本人は韓国民団と朝鮮総連の区別も、あまり理解してくれません。北朝鮮からミサイルが発射されたことで、在日コリアンに対しても嫌がらせがありました。朝鮮半島の平和の流れは、私たち在日コリアン社会にいい影響を与えます」と語る。
一時、日朝首脳会談は「8月か9月に開催される」という観測もあった。しかし、モンゴルで開かれた国際会議「ウランバートル対話」で日朝当局者が接触したが、日本は相手にされなかったと報じられている。それどころか、北朝鮮はラジオ放送で「拉致問題は解決済み」という従来の主張を流すなど、日朝首脳会談への道は険しいといわざるを得ない。
前出の韓国人ビジネスパーソンは、今後「北朝鮮が北東アジアのフロンティアとなり、経済的に大きく発展していく可能性もある」と言い、在韓米軍の完全撤退については「あり得ない」と言う。さらに、南北統一は「かなり困難だが、ビジネスの往来は進む。そこで、日本は遅れを取るべきではない」との見立てだ。
いずれにせよ、米朝融和および日朝首脳会談の実現は一筋縄ではいかないだろう。
(文=長井雄一朗/ライター)
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