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山口組分裂騒動は再び激しく動き出すのか…司忍組長のお膝元と開戦の地で不穏な事件発生

文=沖田臥竜/作家・元山口組二次団体幹部
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 この事件が起きた名古屋といえば、六代目山口組・司忍組長が創設した弘道会の本拠地であり、司組長宅である本家も名古屋市内にある。それだけに、すぐさま神戸山口組中核である五代目山健組サイドからは、名古屋市内に応援部隊が派遣されたという話が飛び交った。

「六代目山口組周辺では当初、8月を目処に神戸山口組系組員と任侠山口組系組員の切り崩しを終了させるという伝達が飛び交ったといわれていました【参考記事:「六代目山口組、他陣営の切り崩しを活発化」】。それだけに期限が迫り、六代目山口組サイドでは最後の揺さぶりをかけ始めたという見方もできますが、その期限を前に、すでに神戸、任侠両サイドとの直接的な接触を禁じ始めた組織もあると聞きます。こうした動きが分裂騒動に今後どう影響していくのか気になるところです」(ジャーナリスト)

 最近、捜査関係者がしきりに口にする「神戸山口組がなんらかの動きを見せるのではないか」という説。そして沈黙を守りながらも、地域ごとに現場の意見を取り入れ、組織名の変更やさらに直参を1人誕生させるなどの動きを活発化させる任侠山口組。それに対して、すでに分裂騒動に対して勝利宣言を出したとする六代目山口組。特に、神戸山口組は気になるところだ。8月を迎えようとするなか、業界関係者を含めて関心が高まっている。
(文=沖田臥竜/作家・元山口組二次団体幹部)

●沖田臥竜(おきた・がりょう)
元山口組二次団体最高幹部。2014年、所属していた組織の組長の引退に合わせて、ヤクザ社会から足を洗う。以来、物書きとして活動を始め、『山口組分裂「六神抗」』365日の全内幕』(宝島社)などに寄稿。著書に『生野が生んだスーパースター 文政』『2年目の再分裂 「任侠団体山口組」の野望』(共にサイゾー)など。最新小説『死に体』(れんが書房新社)が発売中。

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