人気メンタリスト、DaiGoの差別発言の余波が収まらない――。
DaiGoは7日、自身の公式YouTubeチャンネル上に『【超激辛】科学的にバッサリ斬られたい人のための質疑応答』と題する動画を投稿し、以下のように発言。
<僕は生活保護の人たちに、お金を払うために税金を納めているわけではないからね。生活保護の人たちに食わせる金があるんだったら、猫を救ってほしいと僕は思うんで。生活保護の人、生きていても僕、得しないけど、猫はさ、生きていたら僕、得なんで>
<ホームレスの命は、どうでもいい。みんな思わない? どちらかといえば、いないほうが良くない? ホームレスって。言っちゃ悪いけど、本当に言っちゃ悪いこと言いますけど、いないほうが良くない? いないほうが、だってさ、みんな確かに命は大事って思っているよ。人権もあるから。一応かたち上、大事ですよ」
<邪魔だしさ、プラスにならないしさ、臭いしさ。ね。治安悪くなるし>
<もともと人間は自分たちの群れにそぐわない、社会にそぐわない、群れ全体の利益にそぐわない人間を処刑してきているんですよ。だから犯罪者殺すのと同じですよ。犯罪者が社会にいると問題ですし、みんなに害があるでしょ>
これについて、過去にナチス・ドイツが重視した「優生思想」につながるとの批判が続出したことを受け、DaiGoは12日深夜、再びYouTubeチャンネル上に動画を投稿し、
<僕には猫のほうが人より大事だから、ホームレスとか生活保護の人たちにお金が回るのは、ちょっとどうなのみたいな、僕にとっては別にいなくても関係ない存在だからって言っただけ>
<個人的な感想に間違いもクソもないと思うんで。これは別に、個人の意見じゃないですか、それに対して謝罪っていうのは別に>
と語り、謝罪しない意向を示した。
ちなみにDaiGoの弟で謎解きタレントの松丸亮吾は12日、自身のツイッター上で「人の命を軽く見る発言だけはさすがにダメです。それだけは絶対に許されない」「今度会ったら絶対に論破するまで怒り続けます。今回ばかりは兄がおかしい。ごめんね」と謝罪している。
DaiGoは今月7日にもYouTube配信で、人気ユーチューバーの淫行疑惑問題に触れ、「14歳から17歳っていうのは、相手の同意とかあれば普通は検挙されない」と発言。弁護士などから青少年保護条例違反に該当すると指摘され、謝罪に追い込まれていた。
また、過去には2012年と13年の2度にわたり、引退宣言の翌日にそれを撤回するというパターンを繰り返し、批判を浴びたこともあった。
「その後、DaiGo本人がテレビ番組に出演した際に、当時はあまりの多忙で強い精神的なプレッシャーを受け、打ち合わせをすっぽかしたり、マネージャーに八つ当たりするほど追い込まれた状態だったため、その延長線上での“炎上マーケティング”だったと釈明しています。
また、キングコングの梶原雄太のYouTubeチャンネルに出演した際には、TBSの有名プロデューサーから“(TBS本社がある)赤坂を歩けなくしちゃうぞ”と脅されたと明かし、その後、TBSの特番でそのプロデューサーの実名を示唆したりと、結構“お騒がせキャラ”ではありますね」(週刊誌記者)
DaiGoといえば、ビジネス書をはじめ数多くの著書を持ち、さらには企業向けのコンサルティングや講演なども行っているが――。
「今回の発言は、人権問題にかかわる差別的なもの。さらに本人は謝罪を拒否しているということもあり、DaiGoと取引のある企業としては、ビジネスへの影響を考慮して、危機管理の観点からもDaiGoとの関係を解消するのが賢明だといえます」(経営コンサルタント)
(文=編集部)