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「ビッグデータの活用が今後のビジネスの鍵を握る」といわれるこの時代に、EUが個人情報の保護を強く打ち出したのには理由がある。これは「いうまでもなく、シリコンバレーの独占状況に対する政治的な処置である」と高城氏は指摘する。
このことは、EUと世界を「分断させる」ひとつの大きな分岐点になるだろう。EU経済を支えるドイツ。そのボスであるアンゲラ・メルケル首相は、「ドイツをIT工業立国にしよう」と考え、GDPRには消極的であった。しかし、ドイツで極右政党が躍進するなかで、メルケル首相も彼らの勢いに押されないようにするためにGDPRを進めざるを得なくなった。
高城氏の説明を借りれば、「インターネット上における欧州の外堀に『壁』を建て、データを一切持ち出せないようにした」というGDPR。サイバー空間にそびえ立った壁は、今後どのような影響を世界に与えるのだろうか。
次回は、そんなEUからの離脱を控えるイギリスの「分断」を見ていく。
(文=編集部)
※本記事はPR記事です。
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