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「協会としては、貴乃花親方を今のような不自然な立場に置いておくと、また何をしでかすかわからないので、旧貴乃花一門と一緒にどこかの一門に入れることでコントロールできる状態にしようとしていたのです。なので、結果として貴乃花親方が排除されたかたちになったとはいえ、協会側が意図的に排除しようとまでは考えていなかった。
もっとも、協会内、さらにいえば理事会の内部も一枚岩ではなく、貴乃花親方に共感する人もいれば、逆に“貴乃花親方憎し”の人もおり、なかには『貴乃花親方を絶対許すべきではない』と話す人もいます。そういう声が貴乃花親方本人の耳にも入り、さらには、告発状は事実無根とする報告書や、一門に入らなければ親方ではいられないという理事会の決定なども重なり、『圧力を受けた』と感じたのではないでしょうか」(別の関係筋)
相撲ジャーナリストの荒井太郎氏は、次のように語る。
「なぜ突然、貴乃花親方はこのタイミングで拙速に引退を発表したのか、真意が図りかねます。芝田山広報部長は会見で、貴乃花に圧力をかけた事実はないと言っていますし、27日の理事会で所属する一門が決まっていない貴乃花親方の処遇について協議する予定だったとしており、協会側はきちんと手続きを踏もうとしている。芝田山広報部長の説明は具体的だと感じました」
25日時点では、協会は貴乃花親方に引退届ではなく退職届を提出するよう求めており、今後の展開が注目される。
(文=編集部)
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