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中国と5G覇権を争うアメリカにとって、やっかいなのは入れ替わりの激しい端末よりもインフラである基地局のほうだろう。そのため、今後はファーウェイの基地局を狙い撃ちにするかたちで制裁などの標的にしてきてもおかしくない。これは極論だが、ファーウェイやZTEの基地局や設備を使用している通信会社は「セキュリティ上の問題」を理由にアメリカとの通信が遮断される可能性もある。アメリカとは電話ができず、インターネットにも接続できないというわけだ。
いずれにせよ、孟容疑者の逮捕でアメリカを中心とする世界的なファーウェイ排除が加速することは間違いなく、5Gをめぐる米中の対立が激化すると思われる。そして、ファーウェイと通信障害という2つの問題に悩まされるソフトバンクは上場を前に危機に直面しているといっていいだろう。
(文=渡邉哲也/経済評論家)
『2019年 アメリカはどこまで中国を崩壊させるか:そして日本が歩む繁栄の道』 中間選挙でアメリカ議会は上院と下院で「ねじれ」状態になった。トランプ政権は民主党と共闘しやすい中国攻撃を加速させていく! 一方の中国は2019年に建国70年記念を迎えるため、メンツとして決して譲歩できない状態だ。2019年は欧州で英国のEU離脱、欧州議会選挙、日本では天皇陛下のご譲位、消費税増税など、国際的に大きなイベントが目白押し。加えて徴用工問題で韓国は墓穴を掘り、朝鮮半島情勢も混沌としていく! 米中は、世界は、アジアはどう変わっていくのか。日本の行方は? 気鋭のエコノミストが分析する!
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