秋篠宮家の長女、眞子さんの夫である小室圭さんの実母、小室佳代さんが、元交際相手の男性に過去の同棲時代の生活費や慰謝料として約1600万円を要求し、男性が警察に相談するなどしてトラブルに発展していると、15日発売の「週刊文春」(文藝春秋)記事が報じた。佳代さんの金銭要求が認められる可能性はあるのか、また、佳代さんの行為は脅迫に該当する恐れはないのだろうか――。
佳代さんといえば、17年に長男の圭さんが秋篠宮家の長女、眞子さんと婚約内定したと報じられ、日本中が祝福ムードに。さらに圭さんが幼い頃に夫を亡くし、洋菓子店に勤務しながら女手一つで圭さんを育ててきたという親子のヒストリーも大きくクローズアップされた。
同年9月には圭さんと眞子さんは揃ってそろって婚約内定会見に臨んだが、同年12月には「週刊女性」(主婦と生活社)が『眞子さま嫁ぎ先の“義母”が抱える400万円超の“借金トラブル”』というスクープ記事を掲載。これがきっかけで翌2月には婚約内定が事実上解消されたことが宮内庁から発表。同年には圭さんはアメリカのフォーダム大学に授業料全額免除という待遇を受けて入学。その際、同大学のHPで小室さんは「fiance of Princess Mako(眞子さまのフィアンセ)」と紹介されたことから、小室さんが“皇族の婚約者”という立場を利用しているのではないかという批判が高まった。
「秋篠宮さまは会見で『多くの人が納得し、喜んでくれる状況にならなければ、婚約にあたる納采の儀を行うことはできません』と婚約に否定的な見解を述べられ、結婚後の会見でも小室さんのことを『夫の方』と呼び、一時帰国した小室さんと面会したときの様子について聞かれると『何か印象に残ることというのは特に私にはありませんでした』とお答えになられた。秋篠宮さまが小室さん親子に良くない印象を持っておられることは明らか」(週刊誌記者)
小室佳代さんへの逆風
一方、佳代さんへの世論からの風当たりも徐々に強くなる。借金トラブルの相手で元婚約者のAさんに対し、過去に生活費や圭さんの大学の授業料、アナウンススクールの入学費用などについて金銭援助を求めていたことや、都内の高級ホテルなどで圭さんを含めた3人で食事をしたり圭さんの記念写真を撮影した際の費用を負担させていたことなどが判明。加えて、佳代さんが正社員として働いていた老舗洋菓子店を適応障害を理由に休み傷病手当を受ける一方、他の店で働き報酬を得ていたという傷病手当金の不正受給疑惑も浮上。
このほか、小室佳代さんがAさんに「夫の遺族年金を受け取っている間は、Aさんと事実婚状態であることは秘密にしてほしい」という主旨のメールを送り、夫との死別後に別の男性と生計を共にするようになれば遺族年金の受給対象から外れることから、Aさんから援助を受けながら遺族年金も受け取るべく事実婚の事実を隠していたのではないかという遺族年金の不正受給疑惑なども報じられた。
「昨年には佳代さんが主張する労災による無断欠勤などをめぐって勤務先の洋菓子店と揉め、結局、退職。洋菓子店の店主も週刊誌各誌の取材に対して佳代さんへの怒りを隠しきれない様子をみせていた。現在、佳代さんは亡くなった夫の遺族年金以外、どのように生活費を得ているのは分からない」(週刊誌記者)
佳代さんが勤務先からの収入を失ったのだとすれば、ニューヨークの法律事務所に勤務する小室圭さんが経済的援助をしてもおかしくはなさそうだが、圭さん自身も“余裕のある生活を送っている”というわけではなさそうだ。
小室さんは昨年5月に米フォーダム大学ロースクールのJDコースを修了し、同年7月にニューヨーク州の弁護士試験を受験したが、一時帰国して眞子さんとともに結婚会見を行った直後の同年10月、不合格となったことが判明。今年2月に再度、弁護士試験を受験したものの不合格に。7月に3度目の受験に挑み、今月下旬にも発表されるとみられる合否を待つ身であり、現在は弁護士ではなく法務助手として現在の事務所に勤務。年収は600万円ほどという報道が多く、マンハッタンのヘルズキッチンにある家賃50万円以上ともいわれるアパートに住む夫婦が生活費をどのように賄っているのかと疑問視する声もある。
「晴れて弁護士となれば年収2000万円ほどになるといわれているが、圭さんが所属する事務所の法務助手の平均給与額はニューヨーク勤務だと年約1605万円だという報道もあり(「週刊文春 」<週刊文春/8月18日・25日号>より)、なんといっても眞子さんは皇室を離脱した身とはいっても、宮家の秋篠宮家の長女で将来の天皇、悠仁さまの姉という身。実際のところ圭さん夫婦の収入がどうなっているのかは、よくわからない部分が多い」(週刊誌記者)
新たなトラブル
そして今回、佳代さんが抱える新たなトラブルが浮上。これまで週刊誌報道で佳代さんの元交際相手としてたびたび取り上げられてきた「彫金師」のB氏が、佳代さんから過去の同棲時代の生活費や慰謝料として約1600万円を要求され、B氏が神奈川県警に相談していたと、15日発売の「週刊文春」(文藝春秋)記事が報じた。
警察を取材する記者はいう。
「小室佳代さんは眞子さんの義理の母、秋篠宮家の親戚にあたるので、佳代さんの安全確保の観点からも、警察の公安も日頃から彼女の行動確認を行っている。そのため、元交際相手によるそうした動きが警察内部で情報共有されるというのは、十分にあり得る。もし仮に佳代さんの行為が強要や恐喝に該当してしまい逮捕なんてことになれば、皇室にとっても警察にとってもシャレにならなくなるので、警察も注意を払わざるを得ないだろう」(15日付当サイト記事より)
気になるのは、佳代さんの行為が刑法上の脅迫罪に該当してしまわないのかという点だが、弁護士はいう。
「『交際期間中にB氏のために使った生活費』は、しょせん『あげたお金をやっぱり返して』に等しいものであり、法的に返金を求めることができるものではありません。また、慰謝料といっても、どんな『精神的損害』に対するものなのか、まったく不明です。あまりにも漠然とした報道であり何ともいえませんが、かといって生命、身体などに危害を加えることを告げているわけではないので、こういった要求について脅迫罪などに問われる可能性もないでしょう」
(文=Business Journal編集部)