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●規制緩和でフグが庶民の味に
その東京で、2012年10月1日から「身欠きフグ」の販売が認められた。
フグ業者によると、規制緩和前には東京都の認可を受けた免許取得業者は1200店程度だったのが、今年6月にはフグの取り扱いを申し出た業者は約4800店と、4倍になっている。
「しかし身欠きフグが解禁されたといっても、どのくらいの需要があるのかを見極めるまで生産者は増産体制には入れなかった。そして1年間様子を見て、今、東京でも養殖もののフグが出回り始め、簡単に口にできるようになったのです」(同)
つまり実際に庶民の口に入るようになったのは、ここ1カ月ぐらいということだ。
「特に今年は天候にも恵まれ、おいしいトラフグが順調に成育しており、相場は昨年の2~3割安とお手頃価格で楽しんでいただけます」と、前出の前田部会長は語る。
トラフグは、低カロリーでコラーゲンが豊富。美容と健康にも非常にいいといわれている。近いうちに、関東でも女性の間でトラフグブームがやってくるのではないだろうか。
(文=松崎隆司/経済ジャーナリスト)
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