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そしていよいよ法案提出にこぎつけた段階での、経済界の相次ぐ要望発言である。塩崎大臣としては「せっかくここまでうまく運んできたのに、余計なことで世論の反発を招くと、07年の二の舞いになりかねない」と思ったのではないか。じつは塩崎大臣は法案が廃案になったときの内閣官房長官であり、当時の実情をよく知っていた。
民主党の山井議員は、塩崎大臣の発言について「今国民を騙している最中なので、経団連の思いはわかっていますから黙っていてくださいという趣旨だ」と述べている。塩崎大臣としても、昔年のリベンジを果たしたいという強い思いがあったのかもしれない。
(文=溝上憲文/労働ジャーナリスト)
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