若いうちに家を買うべき3つの理由…賃貸より生涯で3600万円も得!住宅ローンで逆に儲かる
ほかに頼る相手がいない単身者にとっては、お金が老後の命綱である。ゆえに、自宅を持つことが最大のセーフティネットになる。そして、同じ買うなら若いうちに買っておいたほうが断然、得になる。
シミュレーションでは30歳と設定したが、別に25歳でも、あるいは23歳でもいい。若すぎるから家を買ってはいけないという理由は何もない。
結婚したら、住み替えよう
「独身のうちに家を買うと、結婚したときに手狭になる」という人がいるかもしれない。それは当然で、一人暮らしにほどよい広さの家と、夫婦二人暮らしにちょうどよい家、さらに子どもがいる家庭に適した家はそれぞれ違う。結婚前に家を買うという場合は、必然的に将来的な転売を視野に入れておく必要がある。
大事なのは、いざというときにすぐに換金可能な「資産性」を有する物件を選ぶことだ。資産性とは会計用語で、「貸借対照表(B/S)に資産として計上できること」を意味する。資産として計上するための条件は「すぐに換金できること」であり、売上債権や有価証券のように換金が約束されているもの、商品在庫のように販売が可能なもの、賃貸用不動産のように使用を通じてキャッシュを得られるものが、それに相当する。
自宅にも、その気になれば売ったり貸したりしてすぐにキャッシュに変わる資産性のある物件と、買い手も借り手もつかない資産性のない物件がある。自宅を買う場合には、間違っても資産性のない物件に手を出してはならない。その資産性の見極め方は「7つの法則」として、このコラムで書いている。各物件の資産性などは、筆者が主宰する無料マンション情報サイト「住まいサーフィン」【※1】で無料公開している。その方法さえ守れば、いつでも引っ越しは可能なのだ。
(文=沖有人/スタイルアクト(株)代表取締役、不動産コンサルタント)
【※1】
「住まいサーフィン」
『独身こそ自宅マンションを買いなさい』 自ら実践し、含み益1億円以上を得た著者が教える、数万人が純資産1兆円を増やしたメソッドを公開!「2人に1人がおひとりさま」の人生100年時代。マンション購入は早いほど得をする。