ビジネスジャーナル > マネーニュース > 子どもの教育費が不足!どうする?  > 4ページ目
NEW
黒田尚子「『足るを知る』のマネー学」

子どもの教育費が不足!どうする?「子どもに負担させる」も大切、自身の老後資金不足の恐れも

文=黒田尚子/ファイナンシャルプランナー

 私自身も大学奨学金を利用し、バイトを掛け持ちして生活費を工面していた。親に多額の仕送りをもらっていたり、マンションを買ってもらっていたりする裕福な友人を羨ましいと思わないではなかったが、それもまた自分の人生である。

 今では学生時代の経験によって、お金の大切さ、経済的に自立することの意味を早い時期から学ぶことができたと、親に感謝している。

 よく子どもには、お金の苦労をさせたくないというが、遅かれ早かれ社会人になれば、自分自身の収入でやりくりしていかなければならないのである。それなら、子どもが独立する前に、お金との付き合いを学ばせるのも親の役目のひとつだと思っている。

 ということで、まずは親が負担している年間の教育費の額とそれが、親の年収の何割を占めているかを教えてみてはいかがだろうか?

 ほとんどの子どもは、親の年収すら知らずに成長するのだから。
(文=黒田尚子/ファイナンシャルプランナー)

黒田尚子/ファイナンシャル・プランナー

黒田尚子/ファイナンシャル・プランナー

 1969年富山県富山市生まれ。立命館大学法学部卒業後、1992年、株式会社日本総合研究所に入社。在職中に、FP資格を取得し、1997年同社退社。翌年、独立系FPとして転身を図る。2009年末に乳がん告知を受け、自らの体験から、がんなど病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行うほか、老後・介護・消費者問題にも注力。聖路加国際病院のがん経験者向けプロジェクト「おさいふリング」のファシリテーター、NPO法人キャンサーネットジャパン・アドバイザリーボード(外部評価委員会)メンバー、NPO法人がんと暮らしを考える会理事なども務める。著書に「がんとお金の本」、「がんとわたしノート」(Bkc)、「がんとお金の真実(リアル)」(セールス手帖社)、「50代からのお金のはなし」(プレジデント社)、「入院・介護「はじめて」ガイド」(主婦の友社)(共同監修)など。近著は「親の介護とお金が心配です」(主婦の友社)(監修)(6月21日発売)
https://www.naoko-kuroda.com/

子どもの教育費が不足!どうする?「子どもに負担させる」も大切、自身の老後資金不足の恐れものページです。ビジネスジャーナルは、マネー、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!