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松崎のり子「誰が貯めに金は成る」

さぁ夏休み!鉄道・車・航空の料金を劇的に安くする方法!おトク情報入手の裏ワザ

文=松崎のり子/消費経済ジャーナリスト
さぁ夏休み!鉄道・車・航空の料金を劇的に安くする方法!おトク情報入手の裏ワザの画像1写真:つのだよしお/アフロ

 いよいよ、夏休みが始まる。

 2017年夏のボーナス支給額は、日本経済新聞社の賃金動向調査によると、5年ぶりに減少したという(5月9日時点、中間集計)。全産業平均の支給額は、前年夏比2.75%減の83万9560円とのことだ。ボーナスが増えても減っても、これからお金のかかるシーズンが始まる。

「レジャーの交通費を浮かせたい」と思えば、乗り降り自由のフリーきっぷや特典付きの企画きっぷを探すのは基本だろう。

 たとえば、首都圏から海水浴に出かけるなら、京浜急行の「みうら海水浴きっぷ」。9月10日までの期間限定だが、京急の乗車駅から三浦海岸駅までの往復乗車券に三浦海岸の海の家の利用券がセットになった2日有効のきっぷだ。料金は大人1800円、子ども900円(品川駅からの場合)。

 通常料金で品川~三浦海岸を往復すると、それだけで1720円(大人)かかるが、このきっぷには、さらにコカ・コーラ(300ml)1本と「LINE MUSIC」クーポンチケット引換券がついてくる。なお、利用の対象となる海の家は7施設あり、更衣室、シャワー、休憩スペース、荷物預かりを利用することができる。

 続いて、秋篠宮家のご長女・眞子さまと小室圭さん(元「湘南江の島 海の王子」)のご婚約で、ますます観光客が押しかけそうなスポット・江の島。こちらは、小田急電鉄の「江の島1dayパスポート」が便利だろう。

 小田急各駅~藤沢駅の往復割引乗車券付きで、加えて藤沢駅~片瀬江ノ島駅間が乗り降り自由になる。さらに、江の島展望灯台をはじめ、江の島の4つの人気スポット(江の島エスカー、江の島サムエル・コッキング苑、江の島シーキャンドル、江の島岩屋)が1日何回でも利用可能。また、江の島内の飲食店・土産品店や新江ノ島水族館などでは、5~10%の割引を受けられる。料金は、新宿駅発では大人1970円、子ども990円。

 現地でパスを買うこともでき(江の島での施設割引特典のみ)、その場合は大人1000円、子ども500円となる。通常、小田急の新宿駅~片瀬江ノ島駅間の運賃は片道630円(現金料金)、往復1260円。それにパス代1000円が加わると考えれば、やはり最初からセットで買ったほうがいいだろう。

 JRや私鉄各社に、このような乗り降り自由のフリーきっぷや企画きっぷは用意されている。これらのきっぷは、観光施設での割引や優待にも使えることが多いので、出かける前に必ずチェックしておきたい。

駅の改札まわり&道の駅はおトク情報の宝庫!

 おトクきっぷの情報は、意外と身近な場所で探すことができる。筆者は、駅では必ず改札まわりの配布物スタンドをチェックするのだが、そういうところに夏休み時期に使える企画乗車券や割引サービスのパンフレットがあれこれと並んでいる。

 それに、観光情報も手に入る。先日はJRのある駅で、関東の花火大会と祭りをまとめたガイドや富士登山のガイドマップを手に入れた。観光地へのアクセス方法や立ち寄りスポットの案内のほか、割引クーポンがついていることもある。駅での待ち合わせなどの際は、時間つぶしにスマートフォンを見るだけでなく構内を見回すと、お宝情報にめぐり合えるかもしれない。

松崎のり子/消費経済ジャーナリスト

松崎のり子/消費経済ジャーナリスト

消費経済ジャーナリスト。生活情報誌等の雑誌編集者として20年以上、マネー記事を担当。「貯め上手な人」「貯められない人」の家計とライフスタイルを取材・分析した経験から、貯蓄成功のポイントは貯め方よりお金の使い方にあるとの視点で、貯蓄・節約アドバイスを行う。また、節約愛好家「激★やす子」のペンネームでも活躍中。著書に『お金の常識が変わる 貯まる技術』(総合法令出版)。
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