自動車を利用した夏レジャーなら、忘れずに道の駅に立ち寄りたい。休憩のためだけではない。道の駅のインフォメーションも、鉄道の駅と同様におトク情報の宝庫だからだ。
注意深く見ると、観光マップだけでなく近隣の観光施設で使える割引券やクーポン付きのパンフレットが置いてある。これから行こうと思っているレジャー施設の割引券が手に入るかもしれない。
日本自動車連盟(JAF)会員であれば、会員向けの優待サービスも忘れずに利用したい。ガソリンスタンド、SA・PA、道の駅、飲食店、観光名所やテーマパーク、日帰り温泉など全国約4万施設にて、会員証を提示するだけで優待を受けることができる。出かける前に、機関誌「JAF Mate」やホームページ「JAFナビ」で優待情報をチェックしておこう。
最大43%割引も!レンタカーのおトクなプラン
旅行先でレンタカーを借りて観光するというケースもあるだろう。昔からあるサービスだが、JRの「レール&レンタカーきっぷ」はなかなか魅力的だ。
JRで移動して駅でレンタカーを借りれば、同乗者とともに乗車券が2割引、特急券・グリーン券などが1割引になる。JRを片道・往復・連続で201km以上利用すること、最初にJR線を利用し、出発駅から駅レンタカー営業所のある駅まで最短距離で101km以上離れていること、JRのきっぷと駅レンタカー券を同時に購入すること、などの条件を満たせばいい。
片道101㎞でいいとなれば、使える範囲はかなり広い。ただし、4月27日~5月6日、8月11日~20日、12月28日~翌年1月6日は割引除外となるので、早めあるいは遅めの夏休みに使いたい。
空路+レンタカーのプランも、もちろんある。全日本空輸(ANA)の「@レンタカー旅割プラン」は出発21日前までの予約ならレンタカー料金が最大43%引き、しかも100円につき1マイルが貯まる。また、スカイマークと提携して、搭乗券の半券を提示すればレンタカー料金が割引になるサービスを行っているレンタカー会社もある。
これらは、航空運賃そのものが安くなるわけではないが、マイルやポイントに魅力を感じる人にとっては選択肢のひとつになるだろう。ただし、沖縄県や北海道などのレンタカー激戦区では価格競争が激しいため、料金をシビアに比較した上で利用するほうがいいだろう。
(文=松崎のり子/消費経済ジャーナリスト)
『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』 同じ収入でも、貯まる人と貯まらない人の違いは何でしょうか? 貯まらないと嘆く多くの人の使い方には、お金が「漏れていく穴」があるのです。お金に困らない人生を手に入れるには、まずは「漏れ」を招く穴をふさいで、「溜まる」人になることからスタートを。そのコツを存分に伝授します。