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橋下徹氏(「アフロ」より)
大阪維新の会の府議・市議の間では「(元大阪府知事の)橋下徹さんが政治の舞台に戻ってくる」という話でもちきりだ。昨年の衆議院総選挙で注目されたのは、自民党の勝利、小池百合子・東京都知事の「排除」発言による希望の党失速、立憲民主党の誕生と躍進だったが、その影で、日本維新の会の力が大きく減退した。
維新は2012年の衆院選で国政に進出した際、橋下氏と石原慎太郎元東京都知事の2トップで旋風を巻き起こし、全国で54議席を獲得した。しかし、昨年はわずか11議席。絶対的に強かった地元・大阪でも議席を落とした。そうした手詰まり感が漂うなか、維新内では“橋下氏カムバック論”が出ているのだ。
実際に先の衆院選では、橋下氏は希望の党を立ち上げた小池都知事を擁護した。また、昨年10月26日に放送されたインターネットテレビ番組『橋下徹の即リプ!』(AbemaTV)内で橋下氏は、政界復帰を望むツイートに対して「ほんまに腹立ってどうしようも、もう誰もやってくれへんって話になれば、またそこで燃えるかもです!」と返信した。さらに橋下氏は定期的に安倍晋三首相、菅義偉官房長官、松井一郎大阪府知事らと会食をしているが、昨年12月の会食では「その場で橋下氏は国政について突っ込んだ見解を披露し、憲法改正についても議論した」(安倍首相の側近)という。
「国政復帰なら、補欠選挙を除くと最も早い選挙は19年夏の参院選だが、参院議員では首相にはなれないので、次の衆院選になるかもしれない。もっとも、19年の参院選は衆院選とダブル選挙になる可能性もある。そのタイミングで小池都知事と組んで、維新と希望の一部で新勢力結成という流れも考えられる」(永田町筋)
いずれにせよ、稀代の勝負師・橋下氏の動向から目が離せない。
(文=編集部)
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