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決定的だったのは、ある保険会社の最終面接で「キミ、真面目じゃないでしょ」と言われ、落とされたこと。そのときはショックというよりは「バレたか」という感じで(苦笑)。「このまま就職活動していても、うまくいかないな」と思わざるをえませんでした。
――最終面接でそう言われたことがターニングポイントになった、と。
松浦: はい。金融系の会社を落ち続けて、「なぜこんなにもうまくいかないのだろう?」とモヤモヤし始めていたころに、そういったクリティカルな一言が来たので、かなり刺さりました。
それがきっかけで、金融系以外も見たほうがいいのではと考え始め、あるときふと、「そういえば、自分は映画が好きだったな」と思い出したんです。
そこからは一気に方針をかえ、映画会社を受け始め、無事、松竹から内定をいただきました。
――最後になりますが、読者の皆様へメッセージをお願いします。
松浦: 私の就職活動を振り返ると、あのクリティカルな一言を「あのタイミングで」言われたことに意味があると思っているんですよ。
たとえば1社目の面接で「キミ、真面目じゃないでしょ」といわれても、そこまで刺さらなかったはず。さんざん金融系の会社をまわって落され続けていた、あのタイミングだったからこそ、といいますか。
その意味では、「うまく諦める」こととセットで、まずは後先を考えずに何かにチャレンジしてみるということも重要な気がします。
チャレンジしてみて、「あ、これは違ったな」と気づいたら、それを選択肢から外す。そのプロセスを繰り返すことで、より自分に合った道を見つけていくということが大事なのではないでしょうか。
(了)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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