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広島カープ新井貴浩が語る、40歳が20代と接するときに意識すべきこと

新刊JP

■叱るのではなく、自分の姿を見て気付かせる

 ベテランの年齢になると「若手が率先してどんどんやるべきだ」という考えになりがちだが、新井は正反対のことを考えているようだ。

――基本的に僕は、自分が率先してやる、ではないが、そういう姿を見せなければいけないと思っている。

(同・P63より引用)

 これは「偉そうにするのは性分的にできない」という新井の性格もあるのだが、チームを牽引するリーダーが一番頑張っている姿を見せなければ、後輩たちがついてくるはずはない。

 だから新井は試合中、若手に声をあげさせるのではなく、まず自分が大きな声をあげる。練習もそうだ。若手に交じって早出練習をし、ノックの時も積極的に声を出す。そうした姿勢を見た後輩たちが「新井さんがあれだけやっているのなら」と気付いて行動するのである。

■避けるだけマイナスに。自らすすんで変えていく

 「若手はこうだから」「最近の若い子は…」と若手を避けてはいないだろうか。もし、そうであるならば、それはチームにとって大きなロスになっているはずだ。自分からすすんで歩んでいき、そして自らの姿勢で後輩たちを引っ張る。それを意識してほしい。

 そうしてカープをセ・リーグ優勝に導いた新井という成功例があるのだから。

 幾多の挫折を乗り越え、ついにセ・リーグ優勝の栄冠を手にした新井が、次に狙うのは日本一だ。それが大きなモチベーションになっていることを告白している。だが、頑張れる理由はそれだけではない。

――それは何かと言えば、ファンの存在だ。

 優勝して、ファンの人たちが喜んでいる姿を見て、僕は本当に嬉しかった。

 パレードで、あれだけ大勢の人たちが喜んでいる姿を見て、もう一回、優勝して、この人たちをもっと喜ばせてあげたい、と思った。

(同・P181より引用)

 どんな試練にも、撓まず屈せず、まっすぐに進んでいく新井。

 いよいよオープン戦も始まり、プロ野球2017年シーズンの開幕まで1ヶ月を切った。不惑を迎えた大打者は今季どのような活躍を見せてくれるだろうか。

(新刊JP編集部/金井元貴)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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