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企業が一気に業績をあげるための武器「展示会」 そのメリットとは?

新刊JP
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清永:みんな日々一生懸命に仕事をしているじゃないですか。でも、その仕事ってどちらかというと、ルーチンワークになりがちなんですね。でも、展示会に出展しようとするとそこにルーチンではないことが入ってくる。それがいいんです。

 ルーチンではないから、新しいアイデアが生まれてくる。もちろん、産みの苦しみもあれば、さきほどお伝えしたような部門間の不和も出てきます。しかし、準備が進むにつれて摩擦を通じてだんだん一丸になってきて、社内に一体感が出る。

 展示会出展のコンセプト固めや準備を通じて、みんなの目が輝く瞬間があります。そうなれば展示会への出展は必ず上手くいきます。

 たぶん、私の展示会のコンサルティングを受けていただいた企業さんも、そういう瞬間をとても有意義に思ってくれているのではないかと思います。

 もう一つは、商品やサービスを通じて、何をやりたいか、どういう未来を目指していく会社なのか。また、その会社で自分自身はどう仕事をしていくのか、といったことを深く考える機会になる点です。

 私はそれを「志宣言」と言っています。普段、そういったことを話すのって気恥ずかしいじゃないですか。でも、実はどんな企業さんでもみんな、そういう志を持っているんです。

 展示会は、その普段はなかなか言えない想いとか志を、来場者に向けて堂々と発信できるまたとない機会ですよね。

――最後に、展示会に臨むのに大事なことを3つ挙げるとしたらなんですか?

清永:1つ目は、漫然と出展していても成果は出ないので、出展コンセプトをしっかり固めましょう、ということです。これがとても重要で、展示会は出ることが目的ではなくて手段にすぎません。そのあとのフォローも含めて、あらかじめ設計をしておくということがとても重要なんです。

 2つ目は、出展コンセプトが固まれば、あとは、一つ一つ細かいことを積み重ねていけば、やった分だけ成果に近づく、ということです。

 実際に展示会に出展すると、ブース装飾の仕方、ブースでの立ち方、お客さんとの接し方、照明の加減、お礼メールの書き方、フォロー電話のタイミング、などなど言いだすとキリがないくらい、細かいことがあるわけです。

 そういう細かいことを、一個一個やる。細かいことを積み重ねれば、必ず成果が出ると信じる。これも大切です。

 3つ目は、社内の摩擦を恐れずにどんどん衝突する。せっかくやるのだから、展示会というイベントを通して健全にぶつかって、社内の一体感を高める。

 そうやって、展示会を成功させて、社内をさらに風通しの良い環境にしていく。びくびくしないでぶつかり合うことは大切ですね。わたしは、「展示会は、中小企業が自社の想いや志を世の中に堂々と宣言する最高の場だ」と信じています。ぜひ、多くの企業に、この『飛び込みなしで新規顧客がドンドン押し寄せる。展示会営業術』をお読みいただき、展示会で成果を出してほしいと思います! 心から応援しています!
(取材・文/大村佑介)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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