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また、先進国での大企業の動きだけではなく、世界各地を旅し、現場を見ながら生産者の視点からもフェアトレードの真実の姿を批判的にあぶり出していく。イギリスをはじめ、ニカラグア、中国、ラオス、コンゴ、アフガニスタン、タンザニア、コートジボワールといった国々で起きている実情が描かれている。本当に良いビジネスとはなんなのか……そんな疑問に対するヒントが詰まっている。
本書の原題は“UNFAIR TRADE: The Shocking Truth Behind ‘Ethical’ Business”。和訳すると「エシカル(環境や社会に配慮した)なビジネスの裏に隠された衝撃の真実」という、とても挑戦的な意味になる。
ウッドマン氏のフェアトレードに対する追求の仕方は極めてジャーナリスティックであり、だんだんと真実に近づいていく様子も読みどころのひとつだ。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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