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木下隆之「クルマ激辛定食」

トヨタ・レクサス「RC F」、「大排気量+FR駆動=絶滅危惧説」を吹き飛ばす走り

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 今回、レクサスは5リッターV型8気筒エンジンのレスポンスを磨き込んできた。ムービングパーツや吸気系に細工を施すことで、反応をシャープに仕立てたのである。

 同時に、ボディそのものを大幅にダイエットした。ボンネットを高価なカーボン素材とし、マフラーを軽量なチタン製にした。さらに、ブレーキをカーボンセラミック製に交換。軽量素材を贅沢に投入したことで、80キログラムもの軽量化に成功したというから驚きである。モーターによる重量増を嫌って、リアウイングを電動モーター可動式から固定式に変更したほどのダイエットである。

 これらの細工によって、マッチョな重量級ボクサーが体脂肪5%台まで脂肪を削ぎ落とすような減量を感じた。フットワークは軽く、反応はシャープ。レスポンスに磨きをかけたエンジンの効果も絶大で、アクセルペダルの1ミリがコーナリングラインの1ミリコントロールに直結する。右足の靴の裏とリアタイヤが直結しているかのようなフィーリングは、感動ものである。

 世間の一部では、大排気量+FR駆動を絶滅危惧種とする論調もあるようだが、「RC Fパフォーマンスエディション」でサーキットを攻め立てると、すべては杞憂に終わると断言できる。大排気量エンジン+FR駆動は、これからもスポーツモデルの王道を歩み続けるはずだ。「RC F」に目をかけてみるのも悪くはない。

(文=木下隆之/レーシングドライバー)

●木下隆之
プロレーシングドライバー、レーシングチームプリンシパル、クリエイティブディレクター、文筆業、自動車評論家、日本カーオブザイヤー選考委員、日本ボートオブザイヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員
「木下隆之のクルマ三昧」「木下隆之の試乗スケッチ」(いずれも産経新聞社)、「木下隆之のクルマ・スキ・トモニ」(TOYOTA GAZOO RACING)、「木下隆之のR’s百景」「木下隆之のハビタブルゾーン」(いずれも交通タイムス社)、「木下隆之の人生いつでもREDZONE」(ネコ・パブリッシング)など連載を多数抱える。

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