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神戸山口組幹部が再び六代目山口組傘下組員に襲われる!事件の裏で注目される武闘派組長とは

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さまざまな情報が錯綜する尼崎

 2018年3月、神戸山口組・古川恵一幹部が、同幹部の実子が経営する尼崎市内の飲食店からの帰りに、待ち伏せていた六代目山口組傘下である十一代目平井一家組員らにバットで襲われるという事件が起きた。そして今月12日、またしても、古川幹部が同じ飲食店付近で、六代目山口組三代目傘下である弘道会組員と口論の末、暴行を受けるという事件が起きたのだ。

 去年3月の襲撃事件が計画的な犯行とするならば、今回の暴行事件は突発的なものであったといえそうだ。

 古川幹部と口論の末に暴行を加え、傷害容疑で逮捕されたのは三代目弘道会の三木一郎組員。古川幹部と同じ尼崎市内が地元となる。尼崎では、現在、東京・府中刑務所で服役中の六代目山口組・髙山清司若頭の警護役を務める人物として知られているのが、三木組員だ。

「そのため古川幹部と三木組員は顔見知りの間柄だった。今回の事件も組織間の抗争に起因しているわけではなく、両者の間で何か個人的なトラブルがあったのではないかと捜査関係者はみているようです」(実話誌記者)

 このように、今回の事件は偶発的なものであったとする向きが強いが、現在、事件が起きた尼崎市内では、水面下で微妙な動きが起きていると地元関係者は指摘している。

「2度にわたる分裂で、尼崎市には神戸山口組の三代目古川組と、任侠山口組の二代目古川組が並行する形で存在している。そこに今、もっとも勢力を拡大し続けている六代目山口組傘下の三代目弘道会野内組の組員らが入ってきているといわれており、現に野内組組員らによる事件も起きている。そうした状況を危惧してか、野内組に対抗すべく、2つの古川組がもしかすると、ひとつになるのではないかという噂が立っている」

 こうしたなか、その動向に関心が集まっている人物がいる。神戸山口組の三代目古川組で名誉職を務める権太会・平野権太会長の存在だ。通称は「ゴン太会長」。大阪随一の繁華街ミナミや、関西の裏社会の象徴的な地域である西成などでゴン太会長を知らない者はいないだろう。

「幼少期から地元大阪市生野区では有名な存在で、ゴン太は“ごんたくれ(暴れん坊やわんぱくなどの意味)”からきている。武闘派でありながら人情もあるということで大阪では人気があり、配下の数も面倒をみている半グレまで合わせると100人近くになるのではないかと噂されるほどの勢力だ。それだけではなく、ゴン太会長はとにかく顔が広い。今回の古川幹部に対する暴行事件が、組織間の血生ぐさい抗争事件に発展しなかったのは、ゴン太会長が影で尽力したのではないかといわれるくらい大きな存在だ」(事情通)

 ゴン太会長は、筆者が現役時代に所属していた二代目大平組の出身で、筆者がカタギとなり、書く世界へ入った時も影で応援し続けてくれていた。そしてその後も「同じ大平一門からカタギとなり、別世界で一生懸命にがんばっているから、ワシらが迷惑をかけてはならない」と、いつも気を配ってくれていたのである。この面倒見のよさゆえ、半グレや不良たちからも人気があるのだ。

 このゴン太会長が、2つの古川組の行方を占うキーマンになるとみられているため、業界関係者のみならず、当局サイドも現在、その動向に注目しているといわれている。

 2年前、任侠山口組が結成式を行ったことで、当時、報道関係者らが多数詰めかけ、一時期脚光を浴びた尼崎市は決して大きな街ではない。大きな利権が眠っているわけでもない。だが、3つの組織の勢力争いが、水面下では活発化してきているといえるだろう。それが、山口組の分裂騒動に何かの影響を今後もたらすことになっていくのか。今はまだわからない。
(文=沖田臥竜/作家・元山口組二次団体幹部)

●沖田臥竜(おきた・がりょう)
元山口組二次団体最高幹部。2014年、所属していた組織の組長の引退に合わせて、ヤクザ社会から足を洗う。以来、物書きとして活動を始め、『山口組分裂「六神抗」』365日の全内幕』(宝島社)などに寄稿。著書に『生野が生んだスーパースター 文政』『2年目の再分裂 「任侠団体山口組」の野望』(共にサイゾー)など。最新刊は、元山口組顧問弁護士・山之内幸夫氏との共著『山口組の「光と影」』。

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