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六代目山口組の中核・弘道会系組織が連続襲撃され、沈静化していた分裂騒動が再燃か

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六代目山口組の中核・弘道会系組織が連続襲撃され、沈静化していた分裂騒動が再燃かの画像1
運転する組員が銃撃された弘道会傘下組織の車両

 現在、それぞれの組織から、「一人歩きをしないように」「身辺に気をつけるように」といった通達が出回るほど、分裂騒動の渦中にある各山口組は緊張状態にある。その理由は、神戸市中央区で上がった銃声であった。すでに報じられている通り、8月21日、神戸市中央区にある六代目山口組三代目弘道会の関係施設において、軽自動車に乗車していた弘道会傘下組織の組員が、何者かによって銃撃され、重体に陥るという事件が起きたのである。

「まさか弘道会系の組員が狙われるとは予想もつかなかった。前日に長野県で弘道会系傘下組織の組長が任侠山口組傘下組織の組員らに拉致され、入院するほどの激しい暴行を受けた。この事件では、その日のうちに逮捕者も出ている。これを受けて、弘道会サイドが任侠山口組に対して報復に動くのではないかと、当局も警戒を強めていたのだ。現に弘道会系に属する他府県ナンバーの車両が、暴行現場である長野県に入っていたのが目撃されていた」(捜査関係者)

 承知の通り、弘道会は六代目山口組の中核組織である。その幹部が拉致、暴行されたのだ。それゆえ、捜査関係者だけでなく業界関係者らもみな、長野県で不穏な動きが起こるのではないかと緊迫していた。ところが、報復ではなく、さらに弘道会サイドが狙われる事件が起きたのである。

 その一報を筆者が耳にした時、そういった状況だっただけに、いったい何が起きているのか一瞬わからなかった。その時、会食をしていた元山口組系組長も同様の思いであっただろう。だが、すぐに、もしかするとある事件が関係しているのではないかと脳裏をよぎったのも確かであった。

 今回の銃撃事件については、いまだ全容が明らかにされていないため、予断は許されないが、過去に起きたある事件をめぐって、今回のような軋轢を生んでもおかしくないような、某組織による不穏な動きが噂されていた。同事件の捜査段階でも、同様の情報が浮上したこともあったのだ。しかし、その噂はその後、立ち消えとなり、公にされることはなかった。今回の銃撃事件は、もしかするとその延長線上で起きたのかもしれない。

「21日に起きた銃撃事件は、関連施設に設置されていた防犯カメラに犯行の模様がしっかり残っています。その映像からは、被害者が乗った軽自動車が、買い物から関連施設に戻ってくるまでの間、小型バイクに乗った犯人に尾行されていたことが見受けられます。事件自体、殺人未遂として扱われている通り、当初から、被害者の生命に危害を加える目的で犯行に及んだものと思われます」(実話誌記者)

 事件の解明が急がれるところだが、ただ捜査当局が危惧しているのはそれだけではない。六代目サイド、特に弘道会側からのなんらかの報復が行われる可能性にも警戒を強めているのだ。

「一時に比べると分裂騒動も沈静化してきており、印象的にも任侠山口組や神戸山口組から、六代目山口組に移籍する勢力が相次いだようだった。六代目山口組優位の中、このまま終焉していくのではないかという見方も出てきている矢先に、弘道会系組員が続けざまに襲われたのだ。これで分裂騒動が再び過熱する可能性は十分に考えられる」(業界関係者)

 府中刑務所に服役中の六代目山口組・髙山清司若頭の出所まですでに2カ月を切っている。髙山若頭の社会復帰が分裂騒動にも大きな影響を及ぼすといわれてきたなか、交錯する各組織も思惑が一気に表出してきているのかもしれない。
(文=沖田臥竜/作家・元山口組二次団体幹部)

●沖田臥竜(おきた・がりょう)
元山口組二次団体最高幹部。2014年、所属していた組織の組長の引退に合わせて、ヤクザ社会から足を洗う。以来、物書きとして活動を始め、『山口組分裂「六神抗」』365日の全内幕』(宝島社)などに寄稿。著書に『生野が生んだスーパースター 文政』『2年目の再分裂 「任侠団体山口組」の野望』(共にサイゾー)など。最新刊は、元山口組顧問弁護士・山之内幸夫氏との共著『山口組の「光と影」』。

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