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ポスト五輪の東京~2020年以降も勝つまち、負けるまち~ポスト五輪を待ち受ける23区の勝ち目、弱り目

東京23区、「勝ち組」「負け組」のえげつない現実…「西日本に若い女性が多い」にヒント

文=池田利道/東京23区研究所所長

 政府の調査でも賛成が反対を上回る選択的夫婦別姓すら、政治の壁も司法の壁も厚いのが我が国の現状である。同性パートナーに寛容な自治体は徐々に増えつつあるが、事実婚の容認となると途端に腰が引けてしまうという実態もある。この閉塞状態を打ち破るには、政治が強いリーダーシップを発揮するしかない。

東京ひとり勝ち」が許されないのは、地方が疲弊するからだけではない。やがて、回り回って東京も地盤沈下を始め、その結果として我が国全体が沈没しかねないからだ。Xデーに向けたカウントダウンはすでに始まり出している。もう、時間は残されていない。

(文=池田利道/東京23区研究所所長)

池田利道/東京23区研究所所長

池田利道/東京23区研究所所長

東京大学都市工学科大学院修士修了。(財)東京都政調査会で東京の都市計画に携わった後、㈱マイカル総合研究所主席研究員として商業主導型まちづくりの企画・事業化に従事。その後、まちづくりコンサルタント会社の主宰を経て現職。
一般社団法人 東京23区研究所

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