
生活雑貨ブランド界の代表格「無印良品」。“印の無い良い品”に由来するというそのブランド名の通り、シンプルなデザインでありながら高機能な生活用品を豊富に取り揃えており、近年は“ミニマルな暮らし”や“丁寧な暮らし”ブームの流れで商品が注目を浴びる機会も増えている。
しかし、「良品計画」が7月10日に発表した2020年8月期の決算公告によると、営業収益は前年同期から29.9%減り、787億5300万円。さらに、営業利益、経常利益、純利益のすべてが赤字に転落するという厳しい数字になった。今後の巻き返しに注目が集まる。
だからというわけではないだろうが、好評の商品が多い一方で、ユーザーから不満の声を多く集めてしまっている商品もある。そこで、今回は「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」は、この秋買ってはいけない商品を5つ選出した。この秋のお買い物に役立てていただければ幸いである。
超音波アロマディフューザー・大(加湿機能付) 型番:MJ-ADB1/1万4900円(税込、以下同)
そろそろ乾燥が気になってくる季節。家で過ごす時間が増えた今年こそ加湿器デビューしてみようと思っている方も少なくないかもしれない。しかし、無印良品の「超音波アロマディフューザー・大(加湿機能付) 型番:MJ-ADB1」はおすすめしがたい商品となっている。
こちらはアロマディフューザーでありながら加湿機能もついているという触れ込みで、アロマ関連のコーナーに堂々と陳列されていることが多く、無印にとっては“推し”の商品なのだろう。しかし、その自信とは裏腹に、ユーザーからは厳しい意見が集まっている。
非難されているポイントもひとつではなく、「パーツが溶けた」「いくらなんでも故障しすぎ」「水のぴちゃぴちゃ音がうるさい」「周辺が水浸しになる」など、実にさまざま。そういった書き込みをした人たちの商品がたまたま不良品だったのかもしれないし、あくまで個人の感想でしかない。しかし、レビューなどを観ると、ディフューザーや加湿器などの機器を購入するのなら、専門のメーカーに頼ったほうがベターと言えるのではないだろうか。
ステンレスタンブラー 約300ml/990円
肌寒くなるにつれて、温かい飲み物が恋しくなってくるもの。秋先のデスクワークのお供に、タンブラーの購入を検討している人もいることだろう。無印はタンブラーをいくつも販売しているので気になった人はチェックしてみてほしい。しかし、その時に「ステンレスタンブラー 約300ml」を選ぶのは考えものだ。