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コロナ禍で募る不安やイライラ ストレスマネジメントのカギとは?

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※画像:『心療内科医が教える 疲れた心の休ませ方』(青春出版社刊)

 日常の人間関係や仕事のストレスに加え、いつまで続くかわからない新型コロナ禍。生きづらさを感じる今の生活の中で、どのようにすれば快適に過ごすことができるのだろうか。

 そのカギを握るのが、「自律神経」だ。いかに人に振る舞わされず、自分を見失わずにいるために、これが重要なのだ。

 『心療内科医が教える 疲れた心の休ませ方』(青春出版社刊)は、本書の著者で、心療内科医の竹林直紀氏が、3つの自律神経の役割を解説しながら、新しい生活を快適に過ごしていくための考え方やストレスケアの方法を紹介する一冊だ。

コロナ禍を乗り越えるためのすとストレスマネジメントのカギは「自律神経」

 3つの自律神経とは、精神生理学者のステファン・ポージェス博士が1995年に「ポリヴェーガル理論」によって提唱された考え方である。

 自律神経は、人と人とがつながり、関係性を構築していく「社会的交流」の自律神経、日中働いたり、スポーツをするとき、対人関係でイライラしたときにも力を発揮する「可動化」の自律神経、理不尽な状況に遭遇したときにフリーズ状態となり、危機的状況をやり過ごす「不動化」の自律神経の3つに分けられるという。

 これらの3つの自律神経が、お互いを助け合い、ストレスマネジメントをしているということだ。

 この3つの中でも、コミュニケーションにおいて重要な役割を果たすのが、人と人の緩和材として活躍する「社会的交流」の自律神経だ。

 相手に身を添わせるように合わせ、互いの衝撃を回避し、最終的には互いが望む同じ方向へ導くという、「丸くさばく」ことを社会的合流の自律神経は得意としている。

 たとえば、初対面の相手で緊張したが、深呼吸したら落ち着いてコミュニケーションができた、という経験はないだろうか。このとき、「丸くさばく」社会的交流の自律神経が作用しているという。

 新型コロナ禍で、周りとの距離感に対する悩みが生まれ、今まで以上に人間関係に不安を覚えるようになった。個人間で起きていたストレスの規模が大きくなり、社会からのストレスも悩みの種となっている状態を竹林氏は「ソーシャル・ストレス」と呼んでいる。

 個人では解決できない現代のストレス社会において、自分自身で心身をケアし、守っていく必要がある。どうやってストレスケアをし、できるだけ快適に生活できるようにするのか。自律神経をキーワードに、自分自身を守る術を本書から学んでみてはどうだろう。
(T・N/新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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