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警備中に“おしゃべり”、マスク着用で雑魚寝…五輪・特別派遣部隊からコロナ感染者続出、士気低下も

文=編集部
警備中におしゃべり、マスク着用で雑魚寝…五輪・特別派遣部隊からコロナ感染者続出、士気低下もの画像1
警視庁公式サイトより

 警視庁は25日までに、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの警備のために全国の都道府県警から集められた「特別派遣部隊」の要員のうち、兵庫県警の警察官計6人が新型コロナウイルスに感染し、この警察官らと接触のあった44人を含む計50人を東京都内の警察施設に隔離したと発表した。現時点で保健所から「クラスター」の認定はないという。

 特別派遣部隊は6月30日に入京式が行われ、それ以降、多くの警察官が東京都内に駐在している。第一陣が東京に到着してからひと月が経つが、同部隊の”生活環境”はかねてから懸念視されていた。その一端が現実となったかたちだろう。例えば「Smart FLASH」(光文社)は『「五輪機動警備隊」の苦しすぎる宿舎生活…1部屋8人、テレビはなし』(7日付)、『五輪警備の機動隊 ワクチン接種が終わらず、毎日“揚げ物弁当”で不満の声』(23日付)の各記事で、「800人いるのに洗濯機やシャワーは8つだけ」「テレビもない部屋で8人が暮らし」「就寝中もマスクを着用する」などとその窮状を指摘していた。

感染者はプレハブではなく「ちゃんとした施設」?に宿泊

 ちなみに前出の記事では、五輪選手村近くに複数設けられたプレハブ仮設待機所に寝泊まりしている警備要員の状況を報告していたが、今回の感染はそうしたプレハブ宿舎ではなく、“ちゃんとした”東京都府中市の施設内で起こったのだという。警視庁関係者は次のように語る。

「今回感染が発覚した兵庫県警の警察官らが宿泊していたのは、府中市内のうち(警視庁)の施設です。施設名は公表してはならないことになっているので言えません。FLASH が報じていた仮設待機所とは別の『ちゃんとした施設』です。府中でまとまった人数が宿泊できる警察施設といえば、警察に詳しい人なら、すぐにどこだかわかってしまうでしょうが……。

 今回、隔離された50人はその施設の同じフロアで寝泊まりし、同じトイレや洗面所を利用していました。災害派遣やサミット(主要国首脳会議)などで警備要員が全国の警察本部から集められ、雑魚寝で宿泊するなんてことはよくあること。警備・機動隊に配られる弁当に『油ものが多い』のもいつものことで、取り立てて大騒ぎすることではないでしょう。東日本大震災時のテント生活に比べれば、よほどちゃんとした食事ができているはずですよ。

 ただ宿舎でのマスク着用や手洗い消毒の徹底、宿泊場所での集団での会話などを禁じているなど、いつもと勝手が違うことは多々あるとは思いますが……。しかし、それも仕事です」

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